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夫婦とはなんなのか。不倫や浮気は罪なのか。

私たち夫婦は、仕事の休日が土日休みのため、いつも休みは重なっています。しかし、その休みを2人で一緒に過ごすのは月に3回程度くらいで、私たちを知る周囲の夫婦には、結構不思議がられることがあります。

趣味が別々だし、行きたい所もかぶらないのであれば各々が楽しみたいように過ごせばいいというスタンスなのですが、周囲の人々の『普通の夫婦』は休日が同じなら行動を共にする事が当たり前という感覚なのでしょう。

夫婦2人きりの生活なのに、友人の一人に、それって結婚してる意味ある?浮気とか疑ったりしちゃわない?と先日聞かれ、うーん、なんと答えたらいいのかな、と少し考えてしまいました。

そもそも、結婚している意味とは何なのでしょう。夫婦であり続ける意味とは、私にとってはどんなものなんだろう、と考えた時、パッと答えが浮かびません。

夫婦でいる限り、たとえお互いの心が離れようとも、外に恋人ができようとも、戸籍という物の上での絆は強いものがあります。なんだか、戸籍上の絆のために夫婦であり続けているのかも?と思う事もあります。

不倫のニュースが流れれば、自分に全く関係のない人達であっても袋叩き、された側が可哀想、した方は地獄に落ちろ、浮気相手は晒されてしまえばいい。

そんな風潮がとても強いこの国で、あまり声を大にして言うことはできませんが、結婚していても、子供がいても、何不自由ない生活をしていても、恋をしてしまうという心の勝手な動きを、事前に止めることは、どんな人にもできないと思います。理性があって、法があって、世間があって、守りたいものがあるから、その恋心を制御することができるている人が多いだけで、手放しに心のままに動くことができる世界であるならば、浮気も不倫も、そこらじゅうで起きていてもおかしくないよなぁと思います。

傷つく人がいるから、巻き込まれた落ち度のない人の人生を壊してしまうかもしれないから、だから何とか自分の気持ちに折り合いをつけて、夫婦である事を、家族である事を選ぶ。

一度きりの人生だからと、何もかも捨てて、誰もにも応援もされず、理解もされず、だけど自分の気持ちに嘘をつけないからと、愛を貫くことを選ぶ。

そのどちらが正しいかなんて、私たち人間が決められることなのでしょうか。この世の中に、正しいも間違いもなくて、誰かが決めることなんてできない。

私は、どちらの意見にも加担することなく、ただそこにある事実だけを見て、そのままを受け止められたらいいなと思うものです。

自分が浮気をされる側にもする側にもなるかもしれない、誰だってその可能性と背中合わせなのかもしれない。

当事者になれば、こんな冷静でいる事は出来ないかもしれないけれど、そんな人間でいたいな。

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