「産まなかった」女性の生き方

本日も見てくださり、ありがとうございます。

タイトルどおり、生物学上、女性としてこの世に生を受け、出産することを自ら望まない生き方について、もっと知りたいなと思うことが多々あります。

私自身は、高度不妊治療を経験し、現在はその治療を中断しております。出産する意志については人それぞれのものがあり、出産したい方、したくない方、できない方、そのどれかを否定するつもりはありませんし、どの選択をするのかは個人の自由というのが大前提にあります。

ただ、自分が自ら「出産を望まない」という選択肢を選ぶかもしれないと考えたときに、自分の人生はどのようなものになるのか、ふと考えることが多くなりました。

例えば日本の国としての制度上、少子化を避けるべく様々な対策が練られており、やはり社会的な風潮として、出産することができる環境にいる女性には、ぜひ出産を。という空気が流れていると思います。

私自身、20代後半に結婚し、30代半ばに差し掛かった今も、不妊治療をしていた背景を知らない人たちからは、子供を持つことを勧められた経験が幾度となくあります。

しかし、誰もが出産について前向きに考えているとは限りません。成育歴や周囲の環境から出産を望まない、子供が好きではない、子育てよりも優先したいことがある、など様々な理由で子供を望まない人というのも、存在しています。

私自身、不妊治療中は心から子供を持つことを夢見ていました。しかし様々な経験を通し、少しずつ考えが変わってきているのが現状です。

街中でふと、家族連れとすれ違う時に、何とも言えない気持ちになることもあります。それは、羨ましいとか、自分にないものをもっていて妬ましいとか、そういうものではありません。自分はこういった形の人生を歩まないかもしれないな、と思うと、この先の人生はどんなものになるのだろう?と漠然とした不安のようなものが押し寄せてくることがあります。

子供を持たない女性は、日本にも一定数いるでしょう。しかし、あまりその人生をフォーカスした情報は、ネットや本などに溢れる子育て情報などに比べると、圧倒的に少ないのが現実としてあります。

出産を自ら望まなかった女性たちは、どんなことを思い、どんな経験をし、どんな暮らしをしているのか。

ドラマの上で描かれるようなキャラクターではなく、実際に今この時代を生きている彼女たちの人生は、どのようなものがあるのか。それを知る機会があまりにも少なく、やはりマイノリティなのかな、と感じてしまいます。

いつか、私が彼女たちの人生はどのようなものなのか情報を集め、同じような考えを持ちながらも苦しんでいる方がいれば、その情報を発信することで力になれるような存在になりたいと、今は思っています。

もしも、この記事を子供を持たないという選択をした方の目に留まることがあれば、ぜひコメントで、どのような暮らしをしているのか、教えていただけると嬉しいです。


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