CDAプログラム体験記★前編：参加動機とセッション

2019年6月1日～6日まで、iLEAP Career Discovery Abroad (CDA)に参加させていただきました、NPO法人みらいずworks理事の本間莉恵です。
このプログラムに参加しての学びや気づきについて、みなさんに共有したいと思います。

CDAに興味はあるけれど、実際にはどんな内容のプログラムなのだろう？どんな自分の変化が期待できるのか？また、実際に参加するために必要な費用や滞在ってどんな感じ？といろいろと不安や疑問がありませんか？そんな方に、参加者体験談として、みなさんのお役に立てたらと思っています。

前編/後編に分けてお伝えしますね。前編は、私がこのプログラムに参加した動機についてと、自分自身のキャリアを見つめるセッションについてです。

■参加の動機と背景

私は、新潟県新潟市で、NPO法人みらいずworksという教育支援のNPOに立ち上げから関わり、7年間働いてきました。主に中高生のキャリア教育やファシリテーション等を、学校教育の中で展開する事業を行っています。今回は、フルタイムスタッフとしての区切りをつけて、新しい自分の道を模索したいと、このCDAに参加をしました。
CDAを選んだのは、自分を日常生活（日本での生活）から切り離し、見つめたいと思ったこと。iLEAPを以前から知っていて、素晴らしいファシリテーターの方々の元で行われるプログラムであること。そして、単純にシアトルに行ってみたいと思っていました。マリナーズ（イチロー！）にスターバックス、Microsoft、Amazonなど、もうなんだかカッコいいにおいがするじゃないですか！

■自分自身のキャリアを見つめるセッション

プログラムは、大きく2つの内容があります。ひとつは、自分自身のキャリアを見つめるセッション、ふたつめは、シアトルのNPO団体や学校などの訪問する、サイトビジットでした。

まずは、自分のキャリアをみつめるセッションについてです。

書籍「WHAT COLOR IS YOUR PARACHUTE?」をベースにしながら、７つの視点でワークを進め、自分の理想とする働き方を言葉にしていきます。

・どんな人生の目的があるのか（Purpose in Life)
・どんな人たちと働きたいか（people)
・どんな職場環境があったらよいか(working conditions)
・どんな知識があるのか(knowledge)
・どんなスキルがあるのか(transferable skills)
・どくらいの収入が必要か(salary)
・どんな土地で働きたいか(geography)

それぞれ、ワークの手順は違うのですが、例えば「どんな人や環境で働きたいか」を明らかにするために、今まで自分を“CRAZY”（こんにゃろ～的な！？）にさせた経験を書き出し、順位付けをしていきます。

①　　例）コンビニS：店長Aさんがバイトをコマ扱いしている姿勢や態度
↓　　　　まずは、自分のリアルな怒りを込めて、、書き出す
②　　10つ以上かけたらそれをランキング化して、1位から順に並び変える
↓　　　　項目を総当たり戦でどちらが優位か決めて、ポイントを出して順位づけ
③　　「ということは逆にどんな人と働きたいということ？」と、変換する。
　　　例）店長○○さんがバイトをコマ扱いしている姿勢や態度
　　　　　→一人一人を良さに気づいて活かし合える人

過去のいや～な経験が思い起こされて、ちょっとムカムカとしてきますが…。過去の敵キャラをつかって、自分の理想の未来を描けると思えば、あの時は辛かったけど、ありがとう、とも思えて、、きます。

そんなこんなで、最終的には７つの視点で自分の言葉でありたい仕事のありようを表現し、10分程度のプレゼンテーションを最終日にさせてもらいました。

最終日にプレゼンテーションをした時に、自分の発する言葉の一つ一つに込められる力強さに自分で驚きました。「society」「change」「action」など、はっきりと、これは、誰が何と言おうと変わらないんだなという確信をもって自分の腹におちていくのを感じました。

（写真：セッションの中で、私が仕事の中で好きなことを書き出している表。模造紙に書き出したり、絵も加えたりしながら、自分の内面をあぶりだします。）

ちなみに、プログラムは英語ですべて行われるので、プレゼンも英語です。私の英語は、単語３つ程度をつなげる、幼稚園児レベル。「I think … I noticed…」知っている単語をひねり出し、んーと考える間もたくさんあります。でも、いつもの日本語で言いなれた言葉をすらすらを話すより、自分の中で「この感情は何だろう」「この想いあう言葉（英語は）？」と考える時間がもつことで、より深いところから自分の本当の言葉を出すことにつながる感覚がありました。

次回は、サイトビジットについてと、プログラムに参加するための費用や滞在について等、参加のための具体的な情報も合わせてお伝えします。

本間莉恵

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