オフィス移転後のプログラムを終えて
iLEAPスタッフのけいです。
2月1日にImpact HUBに移って約1か月が経ちました。
シアトルのダウンタウンという立地、iLEAPオフィスの面積、多くの組織と共有するコワーキングスペースという環境などすべてが以前と違うため、いろいろと試行錯誤することの多い1ヵ月でした。
「新しい場所において、どのようにアイリープのスピリットをそのままに生かし続けるのか?」
なんとなく自分自身が、一時的な引っ越し場所として感じていたような2月中旬。
でも先週HUBに来て初めてプログラムを実施し、参加者がここをホームベースとして創りあげていく過程をみることで、ようやく私自身がここに根付いている感がでてきました。
スピリットは場に宿るものかもしれないけれど、やっぱり人が創るものなのだという確信は安堵と高揚感をもたらしてくれました。どこでプログラムを行うかよりも、誰と行うかのほうがずっと大切だということ。
そして、それは何よりも自分の仕事に対する自信と誇りにも繋がりました。
なので今回は、自分の振り返りもふくめて、引っ越しで個人的に得たものをまとめてみました。
①手放すこと
オフィス面積が小さくなったことや、立地が街中になったこと、レンタルしてセミナールームを借りることなど、ある程度の制限は逆にいままでやってきたことを、本当にこのまま続ける必要があるのか?という問いかけをする機会に繋がりました。
何年もやってきたからこのまま行うのではなく、そもそも行うことの意味の再確認、新たな軸をしっかりと持ちなおし、すべてのアクティビティを精査する機会にもなりました。
その意図を納得感を持って行うと、プログラムへの影響は絶大だと、改めて感じました。
②豊富な学びの題材
またHUBに拠点を移したことで、プログラムの厚みがますます増したようにも感じています。
メンバー限定イベントで出会う起業家やソーシャルリーダー。
コワーキングスペースで会った、テクノロジーを使ってホームレスの人たちを支援する若きリーダー。
HUBのスタッフとしてメンバー間の交流を深めるためにイベント企画をするコミュニティマネージャー。
そんないろいろな人たちの社会に対する想いと経験、知見がプログラムに厚みと深みを与えてくれている実感を得ました。
特にそれを感じたのは、毎日の終わりに行う振り返りのセッション。参加者それぞれがHUBのコミュニティから、材料となる課題意識や新鮮な問いをたくさん持ってきてくれる。
私はその材料をみるのが毎日楽しみで、セッションの手応えをずっしりと感じていました。
③自信
以前のオフィスはとても広く、外は緑溢れるスペースだったため、ファシリテーションを行うときには、その場がすでに持つ力に頼っていた感がありました。
そんな想いが根底にありながらだったため、場所に頼らず、自分が提供できるものについて深く掘り下げる機会になり、実践に生かすことができたように思います。
インパクトハブへの移転はポジティブな変化を生み出している。
そうスタッフ一人一人が実感を持って言うことができている今、とても嬉しく思っています。
Kei
iLEAPウェブサイト:http://ileap.org/ja/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?