見出し画像

Western Washington大学での出張授業

スタッフの恵です。

この度、iLEAPとしては初めてアメリカの大学と提携を結ぶことになり、そのパートナーシップ締結の一環として、シアトルから150キロほど北上した先にあるベーリンハム市に行ってきました。私自身、シアトルとはまた違ったゆったりとした時間の流れとカナダに近く自然の雄大な美しさを持つベーリンハムはとても好きで、たまに訪れる場所でもあります。

そんな市にあるのは、ウェスタンワシントン大学というおよそ16,000人の大学と大学院生がいる総合大学。訪問した日は秋晴れで紅葉が美しく、大学の人たちはさかんにThis weather is really showing off our beautiful campus!(私たちの美しいキャンパスを、この天気がますます美しく見せてるわ!)と言ってました。

画像1

この提携は、人の紹介を経て、東京にある亜細亜大学の先生と繋がったことから始まりました。ウェスタンワシントン大学では、東京にある亜細亜大学と5か月間の留学プログラム(Asia University American Program)を行ってきており、この大学で日本語への理解と日本への興味を持つ人が多いのは、このAUAPプログラムのお陰とのこと。1988年から継続されている歴史あるプログラムです。

今回私たちiLEAPと提携を組むことになったのは、学生の長期留学で得た学びより深め、またアメリカでの実践の場を持つためという目的で、5か月間AUAPプログラムで過ごした学生の希望者が、iLEAPの大学生向けプログラムに参加するという流れを新しく設定することになりました。

画像6

当日は、それまでオンラインでのやり取りのみだった、AUAPプログラムディレクターのKerryが暖かく迎えてくれ、一日美しいキャンパスの中で過ごさせてもらいました。まずはKerryが行うTOEICの授業見学。9月から始まる新学期に合わせて到着した学生さんたちが約20人。いろいろなことがまだ新鮮な中、少しずつ新しい土地での生活に馴染んでいっていることが伺えました。

画像3

お昼をカフェテリアで食べ、関係者同士の会議を行った後に、今度はCareer Exploration(キャリア探索)のクラス。今日はこのクラスの講師を行うことになりました。

このクラスの講師であるLeeとの事前打ち合わせでは、テーマはExploring myself, Exploring outside myself, Marketing myself という3つに添って行っているため、今回私はExploring myselfに絞ってお話をすることに。

画像2

まず最初、学生さんたちに、自分をもっと知ることがどうしてキャリアに必要なのか、またもっと知ることができたら、それは自分の将来でどのような生かされ方をしてると想像できますか?という質問をしました。

「自分の夢にもっと近づける」「もっと自分の強みやスキルを知ることができて、自分に合ったキャリアを築ける」「もっと楽しく仕事ができる」などの声が出てきた後で、私自身のこれまでについて、どうやって自分を知ることを深めているのか、それによって見えてきたPersonal Mission Statement(自分の人生を導く上でのミッション)についてお話ししました。

画像4

一通り、私自身の話を終えてから、iLEAPの説明、そして自分を知ること、自分にとって大切なことを知ること、自分が持つリーダーシップを知ることは、自分のキャリアだけではなく生き方や在り方に大きく影響する。そして結果として、より豊かな人生を導けるだけでなく、周りの人たちにとってもいい影響を与え続けることができる、というお話を個人的な体験談も含めてお話しました。

画像7

こういった話をすることである意味、私自身に対しての問いかけの機会にもなっています。そして個人的に一番感動したのは、今回ホストしてくれた大学スタッフのKerryとLeeによる「なぜiLEAPのプログラムに参加するべきなのか?」という学生に向けてのコメント。

「あなたたちは5か月間のAUAPのプログラムを終えた頃には、いろいろな知識を得ているはず。iLEAPのプログラムを通して、その知識を日本への帰国前に実践してみる場、そしてiLEAPのリフレクションを通して学んだことをしっかりと自分のものとして、日本で生かせる状態に持っていくことができる。アメリカの国内旅行をしてから帰国するのも一つの選択肢。だけれど、これからの将来にもっと役立つお金と時間の使い方をするのもあなた次第よ。」

まだ一緒に仕事をし始めて長くはない人たちにも関わらず、プログラムの理念をしっかりと理解したうえで伝えてくれたメッセージには、心が動かされるとともに、私自身のモチベーションと活動意義への再確認をする機会となりました。

ウェスタンワシントン大学、そして亜細亜大学の関係者の皆さま、本当にありがとうございました!

画像5

(写真上:キャンパスから見渡せる穏やかなベーリンハム湾の風景。)

ウェスタンワシントン大学のAUAPプログラムについてhttps://oce.wwu.edu/auap/learn-about-auap

iLEAPホームページ http://ileap.org/ja/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?