旅の記憶 佐久穂街①
2019夏の記録。
佐久穂町に、日本で初めてのイエナプランスクール認定校となる大日向小学校が2019年春開校した。
正面の門は、地域社会に開かれた窓口の役割を目ざす。食堂は、保護者や地域の方々が訪ねることができるスペースとなっており、新たな交流の場となっている。学校がオープンな場になると、子どもたちと地域社会に接点が生まれる。学校側は、この交流、実体験を通して得られることに重点を置いているとのことだ。
県外からの入学希望者が多く、定員はすぐいっぱいになったそうだ。中学校新設の予定もできたそうだ。
しかし、寮はなく、また佐久穂町には住居に余裕がないため、家族は近隣に移住せざるを得ない状況。隣の佐久市までスクールバスが出ており、新幹線の通る佐久市への引越し希望が増えている。
一校の開校が、地域の活性化に繋がればと、地元では期待もちらほら。そんな大人の事情とは裏腹に、この自然の中及び木製で設えられた用具に囲まれた中を飛び回る子供達は、とても嬉しそうに見えた。