旅の記憶 京都
2019年秋
母娘旅と言っても今度は私は娘役。
京都に行きたいと言う母を連れて。しかし今回の旅の目的は、法名をいただくこと。法名とは、生きている間に三宝に帰依し、仏弟子として生きていくことを誓い授かる名。それが欲しいと言う。
新幹線で前乗りし、早朝からセレモニーに参加する。
終活と言う言葉を耳にすることは昨今珍しくないが、我が母となるとなんとも言われぬ気持ちになる。しかし、したいと思うことは、できるだけ寄り添って叶えてあげたいと感じる。折しも京都は紅葉が美しい季節。
母の終活に目処がついた後、二人で渉成園をそぞろ歩き。穏やかな時間が嬉しい。