もし、慶応大学野球部のマネージャーが真田家の『末裔』で大学教授になったら(仮題)
第50回Sky 平成31年1月15日(火)
真田スペシャル備忘録
※説法録メモのため、聞き取った内容をそのまま掲載しています。不適切な表現があるかもしれませんが、適宜修正します。
【真田幸光先生の生い立ち】
板橋区常盤台の下町にて、1957年9月23日生(秋分の日。4年に一度ずれる。)
土地を所有していた祖父が米沢出身であり、上杉の家来であった。庭で子どもが野球をすることができ、サザエさんファミリーのようであった。
真田先生は、幼稚園の頃ケンカが得意であり、お手伝いさんに迷惑をかけていた。
常盤台には大きな公園があり、幼稚園で愚連隊を率いていた。小学5年生とケンカをしてボコボコにされたときは、お手伝いさんに助けられた。荒くれ者で近所で評判のワルであった。
銀行員で野球部の父は、当時の国鉄からスカウトされるほど野球がうまく、教わったが、庭でステンドグラスを割って怒られたこともある。それからは野球を道路でするようになった。
出来が悪くなった理由は、道路で走り回っていたときに、ゆっくり軽トラックが来て、どくものと思っていたが、正面衝突して頭を打ち、脳震盪で病院に運ばれたから。
東京教育大学附属小学校に進み(弟は東京学芸大学附属小学校)、昔の大学のキャンパスで、小学2年生のときに半分に割る大戦争をした。
高学年で勉強し、小学校では学年3番で中学に進む。学年毎に1クラス増え、おしりから1/4は落とされた。
教育大の学生は、ふんどしで古式泳法をしており、小学6年生のときの遠泳では、8kmを泳いだ。150人で列を長くして往復するため、先頭のみ8km泳ぐ。幸光少年は先頭であった。
中学では野球部。
運動会では、本格的に殴り合い、騎馬戦や棒倒しでは、骨折者など怪我人が続出する。
幸光少年は、東の総大将であったが、西がよかった。最後は、西の総大将に抜かれた。
高校時代。算数が得意であったが、数学でイヤなシズクイシ先生にあたり、田舎出身で何を言っているか分からず、数学Ⅰで砕けた。
歴史は好きであり、英語は嫌いであったが選択した。ドイツ語、フランス語を選んだ生徒は東大に進学した。
高校の野球部は強く、東京の東西で200校のうち、ベスト16に入る。国立高校で春夏も3年シード。有名校に勝つ。ピッチャーがフォークボールを投げられる。
高校1年生。駒沢球場で、ノーアウトランナー1塁、5番真田幸光選手、ヒットエンドランのサインが出ており、一番好きなアウトコース高目を失敗してベスト16。
高校2年生。東のベスト8。甲子園に行く前の国立(くにたち)高校との試合。
7回表。7-0で勝っていた。裏は、ピッチャーがノーサインで投げて打たれる。
8回裏、7-6。9回表、7-6。9回裏、7-9。
人生の中で大きな教訓となった。
大学は、慶応大学野球部。
当時は発表が遅く、合格発表は3/8か3/9のどちらかであった。
3/13に野球部の合宿があり、学生服、帽子等を4日で準備。
大きな畳に正座させられ、野球部3原則を即座に漢字で書いた。
「緊張、敏速、謙虚」
書けないと往復ビンタで全員正座。幸光氏は書けた。
当時、声が小さいと殴られたため、今の大きな声はそのときの影響。
在学中の慶応野球部は、東大、明治、立教にも負けていた。法政大学には江川がおり、早稲田には山倉がいた。早慶戦では早稲田が強かった。
野球部の先輩は、一年生か悪いから負けたといい、グラウンドを100週走らせた。
6大学当時、一番練習が厳しいと言われたのは立教大学。練習の質が厳しいのは東京大学であった。
幸光氏は選手兼マネージャーになった。
4年生のマネージャーは主務であり、慶応大野球部の年間予算総額は1億円であった。
バット1本6万円は部で持ち、30本買って常にあるマネジメントをした。
OBとの付き合いは、就職に関係する。1学年の野球部は25人。
幸光氏は、当時の野球部部長が法学部長であり、東京銀行を紹介された。
ごまをするのも、マネージャーのダイジな仕事であり、全員の健康管理をしていた。
下級生のマッサージで、一日4時間やることもあった。
慶応大の野球部は、幽霊授業をさせないため、授業時間と練習時間はマネージャーがチェックして管理していた。
授業に出ているかも、たまにチェックした。
土日は神宮球場での試合があった。金曜日には100人がすき焼きを食べる。(ステーキよりも肉の量を食べられる)下級生は、野菜だけ。1人2kg×100人の肉。
なぜそのようなお金があったか?
6大学で試合をした場合は、6大学で割った収入がある。
早慶戦では、早稲田25%、慶応25%、野球連盟50%で分け、3回試合をすると9000万円、1回あたり3000万円か大学の収入となった。野球部を中心に、体育会系の部で分けた。
マネージャーは部全体で6人。学年毎に、2、1、2、1と選出し、2人と学年のうち、1人は連盟にマネージャーを出していた。
野球部長の名義で口座があり、使い込みは、幸光氏が知る限りない。
幸光氏は、監督以外にこわいものはなく、3年生の秋に早慶戦が終われば、野球部の活動は終了。
監督は元カネボウの監督であったが、幸光氏が卒業した後に優勝できずに退職した。
就職は、東京電力に行きたかったが無理と言われた。東京銀行は、横浜証券銀行を母体とし、日銀よりも日本で1番古い銀行であった。
東京銀行の面接では、三井本家の息子で東大野球部4番だった常務であり、野球の話しかしなかったが。
幸光氏は就職活動をしていなく、10月から面接が始まり、11月に試験であったが、早慶戦にあたり、前日に試験を受けた。
東京銀行での最初の配属先は、丸の内支店であった。
1981年からは、アジアが重要な時期であった。
東京銀行での同期は、英語がペラペラでニューヨーク支店に行ったが、幸光氏は人事部の面接で、中国か韓国の勤務を言われ、1年間の語学研修のあと、ソウル支店の配属となった。
FRBのボルカー議長に1時間ヒアリングを行い、当時の大蔵大臣にレポートを提出した。
1985年、プラザ合意により急激に円高になった。日本企業は海外へ。
幸光氏は、東京銀行では1日3社の面談を行い、本も4冊書いた。
1997年、アジア通貨危機が起きる。韓国がIMF管理になり、タイとインドネシアの金融を目の当たりにした。
韓国の金融支援を竹下総理にお願いし、塩崎氏にも言った。10億ドルの融資を日本から引き出し、仲良くなったのが東海銀行であった。
世界はもたないと思い、銀行をやめて政治家を目指した。
スポンサーを受けず、外資で2〜3年働くと2〜3億稼げる。
しかし、当時の自民党は金の亡者ばかりであり、政治の世界はイヤになった。
年齢としては40歳ぐらいのときであり、中立で政策をやりたかった。
慶応大の仲間の紹介で、愛知淑徳大学のビジネスコミュニケーション学科の坂田先生にお目にかかった。
(現職に至る)
【質疑応答】
・なぜ、野球部ではマネージャーを受けたのか。
→なんとかなる。ならなければやめればいい。やるだけやって、お前はいらんと言われたらやめる。幸光自身は天性の鈍感であり、こわいものなし。大学研究者は鈍感力がいる。
ホントに楽しく生きていける。どこでも3秒で寝られる。
小学校の荒くれゲンカで「これでいいんだ」と思った。来たものを受ける。そこで人生を進んでいけば、お天道様のお導きである。
やって感じたことを伝えていくだけ。
年に2回、卒業生が現役学生、真田先生と交流している。「先生が言ったのは、今になってわかった。」と言われる。
口伝で、魂で伝える。ノウハウではなく、魂で。
・「やんちゃ」が変わるのは?
→今でもやんちゃ。慶応野球部の改革があったが、男には体罰が必要だと思う。今の慶応魂野球部は、殴ることはない。ここぞというときは弱い。高橋由伸は、スマートでへなちょこ。
・高校野球部のキャッチャー、大学野球部のマネージャーはなぜ?
→神のお導きである。中学までは、50mを6.8秒、100mを13秒で走り、短距離は速かった。それ以上の距離は遅かった。ショートには向いていないと言われた。
キャッチャーが良かったのは、みんなと違う方が向けること。全体を見られる。サインが出せる。
マネージャーは、良い経験であった。間違えれば責任があった。
・真田信之は東軍の武将であったが、なぜ、中学の運動会では西軍が良かったのか?
→信之は先祖であるが、地味である。幸光自身は派手好きである。西軍に400mリレーで抜かれて悔しかった。
・ケンカの流儀は?
→東京銀行では東大出の副部長が嫌いであった。
感情ではなく、人の前で、論理でケンカするならいくらでもやりなさい。
【2019年の世界経済】
先回(11月)での株価の予想は外した。円安株高を予測したが、米中関係が収束しなかった。
株価14000円台、1ドル110〜120円の予想は見事に外した。
原因は1つ。習近平が悪い。知的財産権の問題については、ゴメンなさいして落ち着くはずだった。トランプの条件は、人民元安、株安のトレンドで中国のグローバル買収を阻止するすることであった。習近平は渋々受け入れる予測であったが、のまなかった。
中国はエネルギー資源の確保を目指しているため、カザフスタンやイランに対する買収の阻止は中国への打撃になる。
中国企業の儲けは、イランに中国労働者を送ること。
トランプは、ファーウェイのCFOをカナダで捕まえた。知的財産権の侵害と、イランとの取引が理由である。アメリカを本気で怒らせた。
北朝鮮は、米中と握手しており、金融筋は混乱している。
カルロス・ゴーンも、これと絡んでいる。
日産の電気自動車は、ゴーンは中国にと考えていた。アメリカは困る。安倍ではなく、アメリカの後ろ盾とマーケットは読んでいる。
投資家は、一旦利固めにより株を売り、株安となった。
日経の最高値は、H30.10月の24000円台。最安値は、H30.12.26の18000円台。2か月で6000円のマイナスは、25%のマイナスである。
インテンショナルに動いても、ファンダメンタルズは、ベースだのくそくらえであり、証明できない。
マーケットパーセクションをどのように知覚するか。
H30.12末 株価20000円台であり、1月はヨタヨタしている。
発射台が幸光先生の予想より下がっており、状況は悪い。
3月のブレグジット結論は不透明。相当揉める。イギリスで3月までに国民投票ができれば、いい意味でのマーケットの動きがある。
フランスの黄色いベストのデモは、デモの指導者がいないと見ている。要求がないためであり、みんな同じ意見である。スポンサーは1人ではない。かなり多くの連中と思われる。
フューエルタックスの引き上げは、マクロンの経済政策であり、庶民から既得権益層への不満は根が深い。マクロンの見せかけの政策は効かない。
フランスは危うい。ルペンは自国第一主義であり、混乱の火種が増える。
ドイツのメルケルは、求心力が低下。
ドイツは、移民・難民についてメルケルがやってきたことを否定。自国第一主義が強まっている。これだけなら心配ない。しかし、ネオナチが出てくるといやらしい。
プーチンもドイツの自国第一主義を支援して、ロシアを取り戻す考えがある。
中国経済の鈍化は、米中摩擦による。株価は戻らないんじゃないというロジックがある。
米英中が株価にブレーキ。
世界的に金余りなのは間違いない。株価を戻す動きがあれば上がる。下げ一方にはならない。
平成30年は、1年で3回株価が落ちている。年末が一番激しい。
ミニバブルでガス抜きの予測。株価は、ずっとなべてダメということはない。ただし、英の状況が悪ければ上がらない。
為替は、キャリートレードがある。107〜108円で相対的な円高のキープ。
アメリカは、パウエルによると、今年抜本的な金利を見直す。
昨年は、3回上げると言っていたが、2回かもしれない。FRBも、アメリカに疑念を持ち始めた。
為替は、放っておくと今くらいの水準。今の状況であれば、いっても115円。
日本は、金利を上げるタイミングを探していると思う。
10月には消費税の引き上げがある。これより前に金利を上げると、消費が冷え込む。金利を上げるのは10月以降だろう。
原油は、60〜70ドルでみておく。
アメリカの経済成長率は、2.2〜2.3%はいける予測。
ユーロ経済圏は、1.5%ぐらいとみている。ヨーロッパは色々な影響がある。
中国は、6%はいくと思う。いかないと、グローバルなリセッションがある。
日本のジャストルーモアとして、消費税を上げないかもしれないということを頭の中においてほしい。(10月では間に合わない。人のせいにするという理由)
短期的に見ると、消費税は景気のブレーキ要因。
参議院選挙について、外国勢は、景気が悪いなら自民党がやられるとみている。ただし、日本では対抗馬がいない。
日本経済は、良い材料がない。
GDPの6割は、民間消費。源泉は、個人収入。2017年のデータでは平均414万円。過去より15万円減っている。消費税でさらに下がる。
民間投資は2割。海外投資だと、国内で資金が回らない。
公共では、税収が少ないからやらない。永田町はやろうとしているが得策ではない。ヨーロッパより悪い。
幸光氏は、性格上カタイ身なので、カタメにみている。
株価が上がって、消費の刺激があればいい。
永田町では、日本が稼げるうちに国内に回せという国土強靭化計画がある。(利権があって日本全体には回らないとも言われている。)
永田町にエイチを集め、本当の国土強靭化を。今までのインフラ整備ではダメ。オリンピック競技場を作っている場合ではない。
「真に必要なインフラを」と永田町に言っている。
AI.IoTによる機械化技はやって、民間ビジネスの見直しを。経済成長率1〜1.5%はいける。会社全体のエイチを集めることが必要だが、金がない。
「まんぷく」での池田信用組合取り付け騒ぎは、NHKはわかってやっている。
返済しなくてよい金銭サポートを、政府系の金融機関でやって金を回してほしい。
愛知が動けば世界が動く?ラグビーも忘れずに。気分で、元気を作っていけるといい。
G20は地域のチャンスであり、ひとつの手。
2019年の個々の日本人の心持ちは、それぞれの立場ですべきことを粛々とやる。悪い意味での我欲(自分にとっての利益)は捨てること。まずは人様の利益を。
真理・普遍的なものを求めて、どうすべきか。
生活もある。眼をつぶるのは当たり前。
判断材料にして行動する。
最後に、「人生は崇高な志と気合い」。
頑張りましょう。それぞれのポジションで。
【質疑応答】
・韓国の共産党政権はいつ打倒されるのか
→文在寅は、社会・共産主義の思考回路。出自は北朝鮮。ロシアと連携。貧富の格差は許せないのが大統領の理念。歴史が証明する。
「南北融和が最優先」(朝鮮民族の独立)と新年はこれしかいってない。今後の北朝鮮の動向による。
自立しなければ翻弄された歴史がある。アメリカ、中国、日本は嫌い。合体したら自立できるのでは。
今、南北を統一しても、アメリカ・中国に翻弄される。2019年は足場固め。
南北融和の足元が固まっていると、国内では反対しにくくなる。1期5年が、2期10年になると、統一に向かって動き出す。1期で終わると、捕まるかも。
ダイジなことは、米朝会談(文在寅の2番目の優先事項)と大きな不正がないこと。
歴史認識問題では、安倍に間違っていると言う人は少ない。
徴用工、レーダー照射は出来レースというのがマーケットの見方。最高裁判事、弁護士は文在寅の友達。
日本の挑発が目的。日本が怒れば、国際的に孤立。
韓国は、金を引き出して南北統一のコストとする。アメリカ、中国は出さない。ロシアは出せない。
韓国は、日本の自衛隊に手出ししてもらいたい。国連の敵国条項は、死文化されているが、文章は残っている。これにより、日本は電波を自由に使えない。
国際連合は、戦勝国51か国。敗戦国の日、独、伊、オーストリア、フィンランド(ロシアにぶんどられる)は、敵国。宣戦布告なしで、無条件で敵国を攻撃できる。
基本は、日韓で話をする必要がない。アメリカを通す。韓国は話す気なし。
日本は、グローバル社会で韓国のネガティブキャンペーンがある。1965年の日韓補償協定で終わっている。
国際連盟の日本脱退のようになるのは気をつける。
あと2年で融和ができないと、南北統一はなくなる。文在寅が選挙で勝てない。
(了)
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