見出し画像

【西尾市方式PFI おさらい資料】

♦︎新・公民連携最前線
〈前略〉
 愛知県西尾市は3月11日、公共施設再配置のPFI事業に関して、応募する民間事業者に対して要求する性能を示す「業務要求水準書(案)」を公開した。ユニークなのは、要求水準を示しただけでなく、その根拠として「市民ニーズ」や「中学生の声」といった欄を設けて明示した点だ。
 例えば一色地区の多機能型市営住宅に対しては、「一色大提灯まつりなど一色独特の文化を伝える工夫を施設の中につくってほしい」「一色には病院が少ないので、医療機関にも入ってほしい」といった市民の生の声を書き込んでいる。この「業務要求水準書(案)」を公開した後も、3月12日から20日まで、さらに市民からの意見を受け付けている。
〈中略〉
このスキームは、単なる地元企業優先策ではない。市民満足度の高い施設を建てるだけでなく、将来にわたってその施設を使いやすく維持することが西尾市の狙いだ。だからこそ、市民ニーズに正対した要求水準を示して、施設整備よりも運営優先の提案を得るために建設会社と不動産会社はSPCに加えないこととし、かつ、地域事情に精通している地元の運営会社を代表にSPCを構成してもらうという、普通とは違うスタイルのPFIの手法を生み出したのだ。
〈後略〉
http://www.nikkeibp.co.jp/article/tk/20150313/439083/

♦︎これからのPFIのスキームづくりは、地元との対話から
天米一志 五星パブリックマネジメント研究所所長に聞く
http://www.nikkeibp.co.jp/article/tk/20150325/440508/?P=1

♦︎西尾市方式PFI 要求水準書
http://www.city.nishio.aichi.jp/index.cfm/7,37837,82,669,html

・全体の重要事項http://www.city.nishio.aichi.jp/index.cfm/7,37837,c,html/37837/20150311-154926.pdf

♦︎PFI事業実施プロセスに関する ガイドライン (抜粋)
・3-3 公的財政負担の見込額の算定及び公共サービスの水準の評価 の客観性、透明性の向上

特定事業の選定において必要となる公的財政負担の見込額の算定及び公共サービ スの評価について、管理者等は、PFI事業の経験等を踏まえ漸次その客観性、透 明性の向上を図るよう努めていく必要がある。

・5-1 事業契約等の取決めに当たっての留意事項
事業契約等の取決めに当たっては、下記に留意する。

(1) 具体的かつ明確な取決め 事業契約等は、選定事業に係る責任とリスクの分担その他事業契約等の当事者
の権利義務を取り決めるものであり、できる限りあいまいさを避け、具体的かつ 明確に取り決めること。

(2) 事業契約等の当事者双方の負う債務の詳細及び履行方法等 事業契約等において、当事者双方の負う債務の詳細及び履行方法等について次
の事項を定めること。

ア 選定事業者により提供されるサービスの内容と質
イ 選定事業者により提供されるサービス水準の測定と評価方法
ウ 料金及び算定方法等

上記に加え、当事者が事業契約等の規定に違反した場合における措置について 次の事項を定めること。

ア 選定事業の修復に必要な適切かつ合理的な措置
イ 債務不履行の治癒及び当事者の救済措置

・全ガイドライン
http://www8.cao.go.jp/pfi/guideline.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?