全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】(抜粋)
元経済産業省の官僚であった中野剛志氏の書籍からの抜粋です。
全国民が読んだら歴史が変わる
奇跡の経済教室【戦略編】
中野剛志 著
KKベストセラーズ
〈引用〉
P145〜
調整型官僚と族議員
1960年代から1970年代までの日本の政治において、政策の最終的な決定権を握っていたのは、あくまで自民党でした。官僚ではありません。
(中略)
官僚たちは、政治家や利益集団との間の調整や人脈作りに、膨大な時間と労力を費やしてきました。
(中略)
このような官僚のあり方を、行政学者の真渕勝氏は「調整型官僚」と呼んでいます。
(中略)
P148〜
「改革派」官僚の登場
(中略)
行政学者の真渕勝氏は、1985〜86年に、現役高級官僚の意識調査の意識調査を実施しました。
(中略)
新しいタイプの官僚たちは、「官僚は、政治から言われた通りに行動するだけでよい」と割り切っています。
(中略)
真渕氏は「吏員型官僚」と呼んでいます。この「吏員型官僚」の割合は、2001年の調査では、1985〜86年のおよそ2倍に増えていました。
(中略)
「吏員型官僚」の世代から、いわゆる「改革派」と呼ばれる官僚たちが登場することになります。
(中略)
P157〜
レント・シーキング活動と行政改革
(中略)
結果としては、レント・シーキング活動に利するだけの間違った改革だったのです。
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