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ikuyori
2015年10月25日 20:17
「ねえ、真一って、女の子に興味あるの?」 白沢唯は向かいに座る黒野真一に問いかけた。大学の食堂、ゼミ仲間として二人で昼食をとっているときである。「何をいう。俺だって一人の男なのだから、もちろん女子に興味くらいある」「へえー、そうなんだ」 少し気にするように、唯は相槌を打つ。「じゃあさ、真一の、その、好みのタイプってどんな子なの?」 髪の毛をいじりながら、平静を装うように唯が