信じたら、いいことがあるって話
◆ ポップに信じたっていいじゃない
私は、何かの宗教に属していません。
どの神様とか何らかの目に見えない存在を具体的に信じているとかもないわりに、実は物事を信じやすい……けどすごく疑り深い。
あわせて、何かに属すことに抵抗があります。
そう言ってから、ふと宗教に「属す」って、どの段階からなのだろうと思うんですよね。
書類的なものをかわすのか、血判状みたいなドラマティックなものを用意するのか、何かの試験を受けるのか、口頭の誓いなのか、水につかるとか、血をたらすとか、唱えるとか、なんらかの儀式に参加したら「属す」だよってことなのか。
それとも、突然ファンになったアイドルを見つけたように
「私今日から〇〇教ねー」
「今日から○神を信じるんだ〜」
と、勝手に言い始めても「属す」なのか。
そのあたりは非常に曖昧。
きっとそれぞれの宗教や神様のルールでいろいろあるのだろうが、グレーなことも多い。
ファンクラブに入らなくても、サービスで「ファンの方」などと呼んでもらえるように、あなたの好きな度合いで関わってくれていいんだよというふうに、一応は開かれた空気を出そうとしているところも多いし。
私は、もともと何かに属すのが苦手と言いましたが、どれぐらい苦手かというと、グループ遊びも好きではなかったし、幼稚園や小学校すら子供の頃から苦痛でした。
なのにアイドルグループには入りたいとあっさり思っていたのだから、信じるとはすごいこと。
もしもアイドルグループに入れるなら、どんな苦労もいとわない、どんなルールにでも従う、命削ってでも頑張れる。
そう思っていたという。
アイドルという存在自体を、今でも信じているし。
属するのは嫌なのに、そこはそんなにあっさりだなんて怖くて尊い感情。
でも、それはアイドルグループに限ったことであり、会ったこともない、見たこともない神様や宗教団体のためにはそこまではがんばれないかなあとも思う。
そこを頑張れる人のことを否定する気もない。
生まれた環境や人それぞれの人生において、その時々で「信じるもの」ってあるし、変化もしていくし、強度も変わるし。
で。
正直、先に結論から言っちゃえば、なんでもいいから「信じる」って、めちゃくちゃ生きやすくなるし、パフォーマンスもアガるしお得。
「信じる」という尊い言葉に「得」っていう生々しい言葉がくっつくと、なんだかとたんに重みがなくなるけれど、それぐらいのライトな感覚がいいと私は思っているんです。
ぎいいいいっって信じるって、疲れるし、なんか仄暗いし。
クリスマスにケーキを食べてお祝いするように、お正月にお参りをするように、夏祭りに参加するように、気軽に「信じる」も楽しめばいい。
そうかたっ苦しい話でもなくて「信じる」をうまく活用すると、時として爆発的な力が出たり、生きやすくなるなあと感じているのでシェアしますね。
このマインドを大切に持っているか持っていないかは、必要な時に人生の起爆剤を持っているか持っていないかぐらい違う。
時として自分の運命を左右したり、もっと言えば命にかかわることさえあると思っているんです。
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