旅人応援宿大盛況？ど田舎に旅人が集まってきた！宿をはじめて3週間で思ったこと、気づいたこと。

旅人応援宿を始めて約3週間。3週間の間に6人の旅人が泊まりに来てくれました。自転車で日本縦断、軽トラで日本一周、自転車で日本一周など旅のスタイルはそれぞれ。

旅のスタイルもさることながら、旅人の個性も色とりどり。個性豊かなメンツが限界集落に集合するなんて考えてもみなかったです。世の中、どんなことが起こるかまったくわからない。

旅人を迎えたいま、僕の気持ちをこのnoteに綴ってみようと思います。

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【旅人募集】
日本一周中のそこのあなた！
寒くなってきてキャンプするのもな〜と思っているそこのあなたです！
ぼくの家に泊まりにきませんか！
外よりは暖かいと思います！多分！
宿泊費タダ・ご飯も用意してます！
お代はあなたの旅の話です！
是非！ご連絡お待ちしてます！ pic.twitter.com/3fFzjR2Qi5

— いくや｜旅のち、田舎旅。 (@ikuyaa198) October 18, 2021

このツイートが人生を変えた。旅人応援宿がはじまったきっかけ。

旅人応援宿をまず始めようと思ったきっかけは、旅人応援したい！その気持ちからです。僕が日本一周していた時、11月ごろから外はとても冷え込み、息が白くなる日々。野宿するのはしんどく、調理をするのも一苦労。

そんな時に「家で泊まっておいで♪」と言ってくれて、泊めてくださった方々の笑顔と感謝の気持ちは今でも心の中に鮮明に残っています。本当に感謝しかない。

だからこそ、次は僕自身が旅人の寝床を提供したい！旅人においしいご飯を提供したい！旅人にいまできることをやりたい。そんな思いで旅人応援宿をはじめました。

旅人応援宿を開始してから、6人の旅人が。最初思っていたよりもたくさんの旅人が来てくれることにとても驚いている。福井県のこんな田舎の限界集落にも人がくるんだ！そして、旅人を受け入れ始めてから毎日が非常に充実しています。

まず、最初に来てくれたのが自転車で日本一周している2人（とりとり&みやけい）。それぞれ別々に旅をしていたんだけど、この家の古民家で再会。金沢ではじめて遭遇し、この家でまた奇跡の再会を果たした。

この家を出発してからは2人とも仲良く日本一周を自転車で回っているのがとても嬉しい。今はふたりとも仲良く九州に。この家を境に、ふたりの旅の軌跡が重なっていった。

最初、知らない人を泊めることは正直少し不安もありました。どんな人がくるんだろうか、変な人が来たらやだな、と思っていた。でもこの2人が来てからはその思いも一変。あー！やっぱり旅人はいい人ばかりだ！もっと旅人を受け入れたい！そんな思いが湧いてきました。

そして、このふたりが泊まっている間に、バイクで日本一周しているアクティブくんが来ました。僕がこの旅人応援宿をはじめたもう一ひとつの理由に旅人同士の交流が生まれたら良い。そんな思いもありました。

自転車で日本を一周しているふたり、バイクで日本を一周しているアクティブくんが家の古民家で出会い、仲良くなる。そんな現象がこの家で生まれた時、とても嬉しくなりました。3人は今でも仲良しで、福井を出発してからまた京都で再会をしていたのはすごく面白く、とても嬉しい気持ちになりました。

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次に来たのが北海道から自転車で日本を縦断しているそら君。そら君は19歳で高校を卒業し、チャレンジする人生にすると決め、まずは富士山でバイトをしてお金を貯めて、そして日本を縦断を決意したそう。

僕が19歳の時、日本を旅しよう！自分の力で生きていこう！なんて思ったこともなかった。19歳のそら君を見たとき、とてもたくましく、とても自分自身も勇気づけられました。

結局、そら君は家に1週間滞在し、一緒におっきな畑を一緒に開梱したり、ちょっと近くにドライブをしに行ったり、弟のように1週間過ごしました。

そら君と過ごす1週間を通じて、長期で旅人を迎えることの楽しさや、喜びを感じました。やっぱり朝昼晩と一緒にご飯を食べ、一緒に作業していると、本当に家族のような存在になります。家族がもう1人増えた、そんな感覚にも。

家族のように信頼できる友達が増えるよろこび。これからの人生を信頼できる仲間と共に一緒に歩んでいけるよろこび。そしてこれからの人生を応援できる人が増えるよろこび。いろんなよろこびをこの1週間を通じて感じました。

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その1週間のうちにも、2人の旅人が。大学生で軽トラで日本を一周している2人（こうた&けんしん）が。そこでもそら君と、大学生の2人が交流でき、良い出会いが生まれました。僕を通じて、僕が作る居場所を通じて、人と人との出会いが生まれる瞬間。その瞬間はとても尊く、とても幸せな気分になります。

僕と旅人の出会い、そして旅人同士の出会い。出会いと出会いが交錯する、この喜びというのはとてつもなく大きく、とてつもなく素晴らしいことだなと、僕は思います。

今まで僕もいろんな場所を旅してきた。旅をしていたのは良い景色を見ること、見たこともない景色を見ることもひとつの目的。だけど今振り返ってみると、僕が旅をしていた理由は人と出会うこと。自分の知らない価値観を持つ仲間と出会うこと。それが1番の目的だったと思います。

旅での出会いは自分の人生の幅を広げ、視座を高め、人生を進んでいく原動力をくれます。その経験があったからこそ、今旅をしている旅人の気持ちがすごくわかります。

旅をしていない人にとっては、なんで旅をするんだろ？とか、自分探しをしているのかな？って、いろいろな見方があると思う。でもたぶん旅をしている人にとっては、旅をしている理由なんてほとんどなくて、ただ単に旅をしてみたいからという好奇心。

それに加えて景色を見る、そしてやっぱり1番は人に出会うこと。それが1番なんだと思う。旅は尊く、美しい。

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日本一周をしている若者を受け入れていると、僕自身も旅をしているような感覚になります。あんなところにも行ったな、こんな出会いがあったな、と回想できることがとても楽しい。

そして僕の家を出発した時から、僕の思いも背負って旅をしてくれている、そんな気持ちになります。僕と出会った旅人のツイートを見ていると毎日が幸せです。

この3週間を通じてわかったのが、たぶんだけど僕自身がいちばん勇気と元気をもらっているということ。旅人に寝床とご飯を提供しているけれども、いちばん充実させてもらっているのは僕だということを。

また今週末に旅人が3人来てくれます。天気や突然の出会いなど旅には変化がつきもの。なので今週末に本当に来るかわからないけども、来てくれることが本当に楽しみです。今ではどんな人が来るんだろうか、早く来て欲しいな、と旅人が来るまでの時間がとてもワクワクしていてとても充実します。

星の王子様の一小説に、キツネがいつ来てくれるのかを言ってくれるともっと良い。それまでの時間がとても充実し、ワクワクするから、ということを言っていたのを思い出します。

僕自身も旅人が来るまでの時間、とてもわくわくして楽しみです。来てくれた旅人にはおいしい野菜と、すっごく寒い寝床を用意して待っています！そして心と体の充電ができるまで、のんびりと過ごしてほしい。もしよければ一緒に作業をしたり、一緒にご飯を作ったり、一緒に過ごす時間を堪能したいと思っています。

最後になるけれど、この3週間で分かったのは旅人にたくさんの勇気と笑顔をもらっているということ。そしてもっとたくさんの旅人と旅の話をして、おいしいご飯を食べて、一緒にもっとたくさんの時間を過ごしたいということ。

これからも頑張っている旅人を応援し続けたい！そして僕自身がこの田舎にいながらも、田舎という余白を活用して創造的な旅をし続けたいと思います。旅人応援宿、充実しいい経験をさせてもらっています。

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