「共感」を創り出すために

共感と言うものは何かそこに意思表示があって、それを見た人感じた人から想起されるものである。

「わかる」という言葉は、相手が発した言葉に対して放つ言葉である。
共感と言うものはそもそもがリアクションなのである。

リアクションは相手が発した言葉にとどまらない。
商品のような形あるものだったり、経営方針のような何かに対する態度に対しても、賛成反対などのリアクションは起こる。

例えば、環境に配慮した商品がそこにあるとする。それを見た人の中で、やっぱり環境に配慮することってとても大切だよねと言う信念をもともと持っている人が共感をする。

このように、共感と言うものは、提供する側から、何か意思や意見、あるいは信念をまず提示しなければ、起こることがない。

つまり、何の意思もなく、テーマもなく、コンセプトもないものであれば、共感は起こるはずがないのである。

昨今、「共感」と言う言葉は、ビジネスにおいて、キーワードとして扱われることが多い。
買いたくなる気持ちに直結するからだと思われる。

私は共感を得るためには、小手先だけのプロモーションでは不十分だと考える。
自分たちは何をしたいのか、社会にどういった影響を及ぼしていきたいのか、そういった経営方針や、コンセプトを考え抜いた先に、共感はついてくるのだと思う。

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