視界良好?
ADS-B信号を受信する件、じゃあRaspberryPiならどうだったんだ、という話に続くわけだけれども、なんだかあっさり出来てしまい、記事にするほどでもなくなってしまいました。Web上あちこちにある記事に従ってコマンドをパカパカ入れていくだけです。
で、無事 Raspberry Pi zero W で24時間フィード体制ができてしまったわけだけど、そうなると気になるのは、
①自作アンテナ、売ってるものに比べてどうなんだろう
②実際、どこまで遠くから受信できるんだろう
ということになる。男子なので。
で、調べてみました。
①自作アンテナ、売ってるものに比べてどう?
どうしても気になったので、あとリファレンスが欲しかったので、Amazonで手軽そうなものを探し、購入しました。2600円くらい。
New ADS-B/1090MHz受信専用マグネット簡易アンテナVerⅡ
【RTL-SDR専用】【バーチャルレーダー受信用】【高感度】
ADS-B専用、高感度、と書いてあるし、コレ系の記事をネット検索していると、いつもヒットするサイト主が販売してるっぽいお品なので、まあ間違いないかな、と。
このアンテナで、北東向きの窓際で4時間ほど受信した範囲がこちら。
(この図は、「ModeSDeco2」というソフトを利用しています)
北東~南東方向に向けて範囲が広くて、最大で150[km]ほど。
そして、下が同様に自作アンテナで4時間ほど受信した範囲。
あまり違わない気がする。。
結構いいんじゃないの?自作アンテナ。
そこで気になるのが、
②実際、どこまで遠くから受信できるんだろう
ということである。
ググってみると、指定位置から見渡せる範囲を計算してくれるサイト(なんて便利な世の中なのだろう)を発見。さっそく現我が家からの視程を計算してもらった。
こんな感じ。青いギザギザ線は、上空10000[m](おおむねジェット機の巡航高度)が見える範囲。見にくいがオレンジのギザギザは、上空5000[m]の範囲。なるほど。北東~南東方向は、近所の山に遮られるためか、たかだか150~200[km]といったところ。アンテナを置いた窓からの眺めはこんな感じ。北東の視界が悪いところとか、確かに対応は付きそう。
これと受信実績を重ねてみると、こうだ。
窓からの景色でも、山並みがスカイラインになっている北東~東方向については、どのアンテナでもほぼ、計算上の視界ぎりぎりまで探知距離が出ている。また、案外距離が出ていない南西方向は、山ではなくご近所の屋根が視界の下端になっているので、それが制限しているのではないかと思う。つまり、探知距離を縛っているのはアンテナの位置(家の位置、窓の向き)だと分かった。
つまり、現状の位置で遊ぶなら、自作ヘボアンテナでも十分なのである。
さらにさらに気になるのが、栃木の家からの眺め。それがこちら。
絶景。優勝。
栃木の我が家は台地に建っていて、やや山の中ともいえる福岡の実家と違い、かなり見晴らしがよい。上空10000[m]の視界は短い方向で200~300[km]、東京の方角は500[km]程度ありそう。
この絵でちょっと面白いのは、視界を制限しているギザギザが、何となく推定できるところ。
これは栃木の家で測定するのが楽しみになってきた。
今度一時帰宅するときに、PC持っていってぜひ測定しよう。