生谷トウヤ

自称NONノンフィクションライター。 ヤバい人たちにインタビューしてる風の記事書きます。 この名前じゃない時は普通に放送作家やってます。

生谷トウヤ

自称NONノンフィクションライター。 ヤバい人たちにインタビューしてる風の記事書きます。 この名前じゃない時は普通に放送作家やってます。

マガジン

  • THEインタブー

    ヤバいヤツらに直撃取材! 果たして彼らは実在するのか? それとも… 衝撃のNONノンフィクション作品 本当にこんなヤツがいるのかよ!? という軽い気持ちでお付き合いいただけると幸いです

  • シアタースピリッツの魔物

    短編小説です 感想などいただけたら幸いです

  • 企画の教科書

    放送作家による企画の考え方、企画の膨らませ方などをわかりやすく解説 テレビのみならず、すべての人に参考になるような教科書にしたいと思います

最近の記事

  • 固定された記事

調子に乗ってkindle書籍化しちゃいました

今までこちらで掲載していたインタブーシリーズを調子に乗って、kindleにて書籍化してしまいました。 こちらは、鳥貴族の一品よりも安い250円となっております。 コロナ禍にあえぐ、私の活動を支援していただける優しい方がいらっしゃいましたら、ぜひともご協力お願いいたします それに伴い、こちらに掲載していた過去の記事についても一部有料化させていただきました。 こちらは串カツ田中と同じ100円に設定しております。 コロナ禍にあえぐ、私の活動を支援していただける優しい方がい

    • THEインタブー『裏うたのおにいさん』編

      うたのおにいさんと言えば、子どもたちと一緒に楽しく歌って踊る、そんな爽やかなイメージがあるだろう。 かくいう私も、子どもたちと一生懸命に、そして楽しそうに歌う姿に好感と敬意をもって『おにいさん』と呼んでいた過去を持つ。 だが、今回私が接触した人物はただの“うたのおにいさん”ではない。 「裏」がつく、おにいさんなのだ。 この言葉を聞く限りでは、その活動内容がまったく想像がつかない。 果たしてどんな人物なのだろうか? 「裏」という言葉が持つその真意とは一体、なにがあるのだろ

      • 恋愛モノを書いてわかった、これさえ押さえとけばある程度大丈夫の3か条

        本業は放送作家をしているのですが、たまに脚本のお仕事をやらせていただくこともあります。 そのほとんどがコントやコメディーなのですが、そんな私の元に先日、恋愛ドラマの脚本の話をいただきました。 恋愛ドラマといってもテレビドラマという映像作品ではなく、声だけで演じる最近はやりつつあるボイスドラマです。 実は作家人生で恋愛モノなど、一切タッチしていなかった私。 こんな私に恋愛モノなど書けるのだろうか? ヤバい、どうしよう? しかも高校生の恋愛だってよ……。俺オジサンだし。

        • THEインタブー『ブレインファイト初代チャンピオンの男』編

          ブレインファイトという言葉をみなさんはご存知だろうか? 恥ずかしながら私はこの男と出会うまで、その言葉の存在自体知らなかった。  意訳するならば、脳による戦いということになるだろう。  頭脳明晰な人物たちによる思考のバトルか、はたまた知能をぶつけ合う知識勝負。そういったところだろう。  今回は、そんなブレインファイト初代チャンピオンという男に取材を試みた。  都内某所、こぎれいな雑貨屋やインテリアショップが立ち並ぶイチョウ並木の、小さなカフェで私たちは待ち合わ

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        • THEインタブー
          3本
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        記事

          THEインタブー

          NoNノンフィクションライターとして活動している私が、これまでに出会った奇妙でいて魅力的なヤバい奴らに直撃取材した、インタビュー記事をまとめました。 闇の職業、悪徳業者、妄想癖……。 彼らの実像に迫っていきます。 『闇ジャンケン師』編某日、私は知人の紹介である人物と新宿の安居酒屋で待ち合わせをしていた。 その人物こそ、今回の取材対象のA氏である。職業は『闇ジャンケン師』 闇ジャンケン師という言葉自体、私は初耳だった。 その言葉に興味を惹かれた私は、すぐさま連絡先を教え

          ¥100

          THEインタブー

          ¥100

          映画泥棒でコロナ離婚の危機!

          新型コロナウィルスによる緊急事態宣言で、自宅待機が続いています。 世の中にはこうした状況に鬱憤をたまらせてケンカに発展、コロナ離婚という言葉まで生まれる始末です。 我が家には無縁の言葉だと思っていたのですが、昨日とんでもない角度から夫婦喧嘩に発展してしまいました。 それは、PCに向かい作業をしていた深夜の一時頃。 メールチェックをするとAmazonから注文確認のメールが。 内容を確認してみると、Prime Videoで映画『コンテイジョン』のレンタルをしました、という通

          映画泥棒でコロナ離婚の危機!

          THEインタブー『逆サイキックリーダーという男編』

          今回の取材相手は、今までにも増して相当ヤバい人物でした。 あまりにも意外な結末を迎えたため、ショートインタブーとしてお送りします。 NONノンフィクションライターという職業柄なのか、私の元へは超能力者と名乗る人物の情報が数多く寄せられる。 念動力が使える、予知能力がある、触れただけで病気が治せる、ただただスプーンが曲げられる……。 そういった超能力者の中でも、今回私が取材した人物はかなり特異な性質の持ち主であった。 その能力とは、逆サイキックリーディングという聞いたこと

          THEインタブー『逆サイキックリーダーという男編』

          『シアタースピリッツの魔物』完結編

          とある劇場に立つ芸人の話です。全5話の短編小説です 感想などいただけたら幸いです ※過去の話はこちら      9 いよいよ明日はおれたちエベレストの単独ライブ本番だ。ネタは全て出来上がっているし、我ながら手ごたえを感じている。普段は控えめに自分たちのネタを分析する相方の俊介も、最高傑作だと自画自賛するほどだ。 しかし舞台は生もの。 フタを開けてみないとお客さんに笑ってもらえるかどうかわからない。明日は絶対に成功させて、このライブを契機に売れてやるんだ! さらに追

          『シアタースピリッツの魔物』完結編

          『シアタースピリッツの魔物』その4

          とある劇場に立つ芸人の話です。全5話の短編小説です 感想などいただけたら幸いです ※過去の話はこちら      7 九月になり夜の風が心地よく、虫の音も騒がしくなってきた。この日もおれと俊介は劇場に集まり、せっせとネタ作りに励んでいた。単独ライブをやろうと決めてからほぼ1カ月、こうやって毎日のように二人で深夜に劇場にやってきては朝まで会議を続けている。   このころになると、魔物の存在なんてすっかり忘れていた。 やはり小野さんの言うとおり、一生懸命ネタを作って努力をす

          『シアタースピリッツの魔物』その4

          『シアタースピリッツの魔物』その3

          とある劇場に立つ芸人の話です。全5話の短編小説です 感想などいただけたら幸いです ※第一話はこちら ※第二話はこちら   5 「10月くらいにさ、単独ライブやらない?」 深夜1時、世田谷公園の目の前のデニーズ。おれは相方の俊介を呼び出していた。 「マジで? どうした、急に」 俊介が驚くのも無理はない。おれたちエベレストが単独ライブをやったのはもう4年も前のことだ。 「いや、そろそろ本気出さないといつまでも売れないんじゃないかと思ってさ。それに後輩たちもどんどん売れ

          『シアタースピリッツの魔物』その3

          『シアタースピリッツの魔物』その2

          とある劇場に立つ芸人の話です。全5話の短編小説です 感想などいただけたら幸いです ※第一話はこちら    3 ドブ板の住人と光り輝くスターとの接点は、おれの想像を裏切って意外にも早くやってきた。 日頃からお世話になっている先輩の水谷さんから、アックスボンバーの小野さんの引っ越しをするから手伝ってくれと頼まれたのだ。 せっかくのデートの日なのに他人の引っ越しを手伝うなんて、と美咲は文句を言っていたが、こういう時に先輩芸人との接点を持つことがおれたちザコ芸人にとっては大

          『シアタースピリッツの魔物』その2

          『シアタースピリッツの魔物』その1

          とある劇場に立つ芸人の話です。全5話の短編小説です 感想などいただけたら幸いです     1 「劇場には魔物が住んでいる」 おれが所属している事務所の芸人たちは俺もふくめ、誰もが一度はこんな言葉を耳にしている。 それは、小兵力士が一回りも大きな横綱に土をつけた時に言われる『土俵には魔物が住んでいる』とか、高校野球で9回2アウト最後のバッターを打ち取れば決勝進出という時に、投球ミスによりさよなら負けを喫し『甲子園には魔物が住んでいる』と言われたりする、そんな比喩的なこと

          『シアタースピリッツの魔物』その1

          THEインタブー『レンタルDVDを見てないけど予想で教えてくれる人』編

          NONノンフィクションライター生谷トウヤです 今回はあっさり取材が終わってしまった方の記事、ショートインタブーとなります。 「レンタル〇〇な人」という言葉を耳にするようになって久しいこの頃。 レンタル彼女やレンタル彼氏、レンタル家族にレンタル執事。 さらに最近ではレンタルなんもしない人が話題となりドラマ化までされることに。 もはや、どんなレンタル業があったとしても誰も驚くことはないだろう。 そんなレンタル業界に新たに参入した男が、「レンタルDVDを見てないけど予想で教え

          THEインタブー『レンタルDVDを見てないけど予想で教えてくれる人』編

          ダイイングメッセージ

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          企画の教科書その1『番組企画とコーナー企画』その違い。

          放送作家という仕事をしていて、毎日のように新企画を考えています。 面白い企画が生まれることもあれば、全然面白くない企画になってしまうこともあります。 ですが、毎日企画を考えていると自分の中でいくつか「企画の考え方」のパターンが構築されてきます。そのいくつかのパターンを知っておけば、企画がまったく思い浮かばない! という時のヒントになるかもしれません。 私なりの企画の考え方についていろいろと記事にし、教科書としてまとめていこうと思います。 今回は、企画の考え方というよりは

          企画の教科書その1『番組企画とコーナー企画』その違い。

          企画の教科書・その0『企画を考える前の準備編』

          放送作家という仕事をしていて、毎日のように新企画を考えています。 面白い企画が生まれることもあれば、全然面白くない企画になってしまうこともあります。 ですが、毎日企画を考えていると自分の中でいくつか「企画の考え方」のパターンが構築されてきます。 そのいくつかのパターンを知っておけば、企画がまったく思い浮かばない! という時のヒントになるかもしれません。 ですので、私なりの企画の考え方についていろいろと記事にし、教科書としてまとめていこうと思います。 と、ここまで書きまし

          企画の教科書・その0『企画を考える前の準備編』