孤育て→共同育てに
いつにしようかな…
毎月中旬を過ぎるとカレンダーで余裕がありそうな週末を探し始める
近所の友人達との飲み会を企画するためだ
母になってから出来た友人達は、通わせていた保育園繋がりなのだけれど、子供の年齢もバラバラで
ママ友というよりは同志
息子を保育園に通わせていた頃は、ワンオペ育児期間だった。
夫は毎日帰りが遅く、そして出張も多かったから、何とか仕事と両立していた時期だった。
しかも産後、意にそまぬ異動をさせられたこともあり、仕事に不慣れで、毎日が一杯一杯だった。
怒鳴られることもあり、今から思えば鬱っぽかったのではないかと思う。
夫も週末は、必ずと言って良いほど、家事や育児をやってくれたのでありがたかったけれど、私の精神的な疲弊を軽減してくれたのは、同志達の存在だった。
「子供の手を引き、悲壮感漂う顔して歩いてたから思わず声かけちゃったよ」
「後でゆっくり話し聴くから、いまは子供を安全に連れて帰ることが大事だよ」
精神的に参っていた時に、そんな声をかけてくれたことをキッカケに親しくなった彼女たち
互いに、平日はワンオペ育児だったので、忙しい時は相手の子供も我が子と一緒に迎えに行ったり…互いに助け合える関係になれたことは非常にありがたかった。
ママ友ではなく、共に子育てしあう同志という存在になっていった。
月に一回は、我が家で子連れで食事会をし、互いの不安や心配を話せる時間もできたことも大きかった。
孤独ではなくなった。
私はそうして助けられた。
人を頼ることを覚え、1人では出来ない時には夫や姑にも頼れるようになっていった。
私に似て非常に内向的であった息子も、友人の子供達と兄弟のように育つうちに、安心できる人、場所も増えていったのだろう。
のびのびとして明るくなっていった。
そんな息子も中学生。
子供から手が離れつつある今、同志たちと月に1回程度飲み会を開くのが、息抜きの一つ
かつての私のような顔をしている人をみると、声をかけたくなってしまう…
声をかけてもらったことで、私は助けられたから。そしてその人にも同志ができるように、と心底願ってしまう
孤育てする親が少しでも減って欲しいと願うばかりだ。