沖縄県が県民に出した「課題」が、いろいろ悩ましい。
「Sazanamiさん、もう(コロナ)ワクチン打ちました?」おうちの近くにある、子育て支援センターの先生に聞かれました。「まだですね〜。夫が先に打つから、どうなるか様子みてから、打つかどうか決めようかと思って」と答えると、
先生が、アハハ、と笑いを入れながら、
さっぱりした口調で、
こう返してきました。
「あー、他のママさんたちも、そんな感じですよ。ダンナを実験台にして、様子みるって」
世の、ダンナ様がた。
申し訳ありません。
先生の言葉に、
思わず、吹きだしてしまいました。
わたしは、夫を実験台に、など、
そんなつもりは、ないですからね。
もともと、
「今年いっぱいは、様子みようかなぁ。待っていれば、国産のワクチンが開発されるっていうし」
と思ってて、夫にも、
その意見は伝えてあります。
夫は、予約さえ取れれば、すぐにでも接種したいと、前々から言っていたので、
たまたま
夫が先に接種することになりそう
と、いうだけで
実験台だなんて
そんなそんな!
……言い訳すればするほど怪しくなるから、
その話は、置いといて笑
ただいま、沖縄は
セルフロックダウン中
で、ございます。
県は、8/1の夜、会見をひらいて、
①とにかく、集まらないように! 外だけじゃなく、家でも集まっちゃいけません!
②県や、離島をまたぐ往来は、帰省もふくめて、やめましょう。
③感染を止める切り札であるワクチンを、積極的に接種しましょう。
との声明を、県内外に、出しています。
参考記事
そして、「海外では、ロックダウンのレベルに相当する状況」だとして、
各市町村に「セルフロックダウン」を要請した
と、いうわけです。
それに伴い、通っている支援センターも、8/15までお休みになり、シャボン玉遊びや水遊びなど、楽しそうなイベントが、すべて、
なくなりました……。
沖縄では、コロナ患者数が連日、過去最多を更新しつづけていて、ついに、
400人を超えたとか。
なかでも、10代以下(子ども)の感染者が増えているようで、
「ショッピングモールなんか、怖くて、孫ちゃん連れて行けないねぇ」
と、義母も震えています。
支援センターが閉まっている日は、娘を、ちかくのショッピングモールに連れていって、目いっぱい歩かせるのが、日課なのですが……。
たしかに、あそこには夏休みの小学生が、ますます、押し寄せてきそうです。
部活も、習いごともなくなり、行くところがなくて、退屈している子どもたちで、
ショッピングモールは、あふれるんじゃないか。
そう考えると、まだ1歳の娘を連れていくのは、リスクが大きすぎますが、
かといって、この暑さで公園には、連れていけません。
沖縄の夏は、朝の7時すぎたら、日ざしがジリジリと照りつけだして、アスファルトから、陽炎がたちのぼるんじゃないか、と思うほどです。
そんな状態で外に出たら、娘じゃなくて、母親のわたしが先に、熱中症で倒れそうです。
だからといって、おうちの中で、娘とふたりだけでジッとしていたら、
娘のほうが、おそとに出たくてたまらなくなり、発狂するに違いありません。
うわぁ……。
そんなの
考えただけで、
おうちの中が、修羅場です。
ちいさな子を持つ親が、
そうして頭を悩ませる、いっぽうで
海のほうに行くと、
観光客をチラホラ見かけます。
天ぷらが美味しいあの島では、浅瀬の海を、ものすごい数の親子が、埋めつくしています。
「あれは、地元の人たちなの?
それとも、観光客?」
娘を連れてドライブに行くと、車の中で、かならず、夫とそんな会話をします。
もちろん、島内にある天ぷら屋さんは、すべて満員御礼。なかには、行列ができているお店も!
あの「三密」とは、かけ離れた様子をみると、
「なるほど、これじゃあ、若い人たちや、子どもたちの間で、コロナ患者が増えるのは、無理ないわ」
と、あきらめにも似たきもちが、わいてきます。
でも、観光立県! の沖縄。
観光客ありきで、生計を立てている人びとも、
いっぱいいるわけで……。
ゴールデンウィーク前後の
ローカルニュースをテレビで見たとき、
ある島に住んでいる(たぶん飲食店の)ひとが、
「(コロナで時短要請になって、店も開けられず、開けられても、アルコールの提供もできず、で)
今のままでは、生活できない。観光客が来てほしい」
と、リポーターのインタビューに答えていて、びっくりしたのを覚えています。
あんなにコロナ患者が増えて、医療崩壊の危機が叫ばれてる島なのに、観光客、入れたいんだ!
と。
離島は病院の規模もちいさく、診療所しかないところも多いです。そのため、コロナ患者が増えると、あっという間に病床がひっ迫します。
去年のゴールデンウィークあたりから、離島の医療崩壊は、ずっと心配されてて、沖縄本島からの渡航自粛も、呼びかけられて久しいです。
観光業を進めていかないと、県全体の経済が危うくなるのは、わからなくもないところ。
でも、ガマンを強いられるのは、
県外からやってくるひとじゃなくて、
沖縄に住んでいるひと、なんですよ。
うーん……
ワクチン接種の話に、もどりますが……。
「私も、(接種は)ちょっと様子みてもいいかなぁって思ってたんですよ。でも、こんなに感染者ふえてるし、待てる状況じゃないかなぁと思って……、あわてて、予約しました」
支援センターの先生の言葉が、
脳裏によぎります。
待ってられる状況かなぁ……。
でも、今のところ健康体でとおっているのに、打ったとたんに高熱で倒れたら、ちょっとなぁ。
ってか、きょうから
娘を、どこに連れていこう……。
ステイホームが望ましいはずだけど、
それで、すまないよなぁ……。
そんなことが、ぐるぐると
あたまの中を、まわっていますが
意外と、なんとかなるかも!
と、絡まった思考の糸をブツ切りにして
こんな状況でも
楽しくやろう! と思っています。
【追記】結局、いつものとおり、娘をショッピングモールに連れていきました。
夏休みの小中学生、赤ちゃん連れ、幼児連れの親子、高齢者などで、平日の午前中にもかかわらず、いつもより賑わっておりました。
それでも、神経質にならない程度に、感染対策をしっかりして、お出かけするしかなさそうです。
2週間、長いなぁ……。
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コロナに負けるな!
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