あなたの会社は品質管理に自信がありますか?
こんな方におすすめ
・会社で品質を管理しているマネージャー
・会社の経営層
執筆者紹介
宮田 徹
元(株)豊田自動織機 品質管理部長
はじめに
第二次世界大戦後の1950年代に「安かろう、悪かろう」と兪やされていた日本製品の品質管理はアメリカから導入されたSQC(Statistical Quality Control)をベースとした統計的品質管理の考えや方や手法に基づき、製品の品質を向上させました。
1960年代には仕組みとしての品質保証であるTQC(Total Quality Control)、1990年代には全社的な活動としてのTQM(Total Quality Manegiment)へと進化させることにより、さらなる発展をとげてきました。
また、現場ではQCサークルなど愚直な問題解決の活動でトップから最前線で製品を作る人材まで一貫したものづくり、品質保証が実践されてきました。
そうした活動により2010年ごろまで「日本の品質は一番」と国際的に高く評価されるまでに成長できたのですが、最近の日本における品質はどうでしょうか?
2010年代後半から品質に関する様々な問題がいろいろな場面で発生し、
話題になっているのが現状ではないでしょうか?
考えられる品質に関する問題の要因
・デジタル化への対応遅れ
・モノからコトへの製品変化
・お客様の品質に対する意識の向上
・人材の不足
など、様々な環境変化に対応できていないことが主な原因とされています。
環境の変化によって発生する問題は「流出防止型」の品質保証体制だけでは十分な効果が期待できず、撲滅することはできません。
「未然防止型」の品質保証体制への変革が必要となります。
環境の変化をいち早く感知し、継続的な改善を実施することで未然に品質問題の発生を防ぎ環境の変化をとらえ、継続的な改善を実施し、会社の成長につなげる活動ができていますか?
各社/企業の対応
問題が発生した企業/会社の動向からみてみると大きく分けて、下記4項目の対策に分類されます。
① 組織/体制の整備
② 仕組み(ルール)の整備
③ 品質管理の知識/経験を持った人材の育成
④ 風土(コミュニケーション)の醸成
①と②は「企業経営のあり方」、③と④は「人材の育成」に関係します。
各社/企業の困りごと
特に各社/企業が注目ているのが上記③、④の「人材の育成」と「社内コミュニケーション」です。
しかしながら、これらの対策を自社内で実施するには多大な工数がかかること、有効な手段がなかなか見つからないなどの理由で苦戦をしています。
品質人材の育成は本当にOJTだけでよいのか?
コミュニケーションを活発にする方法は?
変化に合わせ現場で働く人が自発的に職場を改善する方法と風土の醸成は?
・・・など解決の難しい課題が山積ではないでしょうか。
サンスタッフにお手伝いできること
サンスタッフでは、研修を通じてデータに基づいた「品質管理の知識」を学び、「自ら率先し職場全体でコミュニケーション」をとりながら「問題解決を実践」できる人材の育成をお手伝いをします。
自社の品質管理を何とかしたい!とお考えの方は、ぜひ一度サンスタッフにご相談ください。
お問合せ
https://www.sunstaff.co.jp/inquiry/human-develop