見出し画像

PS版「仮面ライダーV3」 実際に遊んだ感想と多すぎる隠し要素をまとめました

 変身ヒーローとしての代名詞で未だに根強い人気もあり、子ども達を釘付けにしている「仮面ライダー」。その中でも「仮面ライダーV3」といえば、水辺だと一回負けてリベンジするというイメージがあったり、イカスミで変身出来なくなったりと、2作目にしてお茶目な要素や挑戦的な要素が多い作品です。

 そういう経緯もあり、特撮でも人気の高い「仮面ライダーV3」のプレイステーション版のゲームが、2000年の9月に「KAZe」さんの開発にて販売されています。ひょんな事から、友人から大量にゲームを頂いた筆者が懐かしく思いながら、実際に遊んだ感想と個人レベルで見付けることが出来た隠し要素のまとめをしていこうと思います。

格闘ゲームからキャラゲーへ

 前作の「PS版 仮面ライダー」は、ガチガチの3D格闘ゲームとして作られていて、難しくても楽しめる作品だったのですが、本作は方向性がガラリと変わっていて、難しいコマンド無しで必殺技が出せる「必殺技ボタン」が標準で搭載されていたりと、キャラゲーの要素が出てきています。

 それだけを聞くと、難易度が簡単になっていたりしているのではと考えがちですが、そうではなく難易度も高めに設定されていて、難しく遊びごたえのあるゲームでした。

登場キャラの偏り

 使用キャラ数は31人と多く、ゲームとしては満足ですが、ゲーム中に変身するというシステムがある為、怪人とライダー共に、本編で人間の姿があるキャラクターが多く採用されている。その為、一部の人気怪人が登場していなかったりする。筆者的には、V3を特に苦しめた「イカファイヤ」や「カメレオン」の活躍を見たかったが、それは贅沢かなぁとおもいます。

ゲームモードの多さ

 ゲームモードはとても多く設定されていて、各仮面ライダーの「ストーリーモード」は特に丁寧に作り込まれている。他、アーケードモードの「1人で対戦モード」「特訓モード」「戦闘員モード」の他に、「デジタルカードモード」というコレクションモードと、キャラゲーとして充実している仕様になっていました。

こだわり

 音声がテレビからの流用ではなく、新規録音だったり、1号ライダーやV3、ナレーション、デストロン首領が本人が声優を務めていたりと、ファンにとってはとても嬉しいゲームです。

コンプリートの難しさ

 実は、筆者は学生時代にも遊んでいたのですが、当時は全部の隠し要素は出し切れていなかったです。理由は単純に、当時から多くのゲームと過ごしていたので浅く広く手を出していたのもありますが、ランダムでカードを手に入れるというものがあり、コンプリートが出来なかったのです。

 現在になってコンプリートを目指したのですが、昔に感じていた印象とは違い、スムーズにコンプリートすることが出来ました。スムーズにクリア出来たの当時と、何回もコンティニューした今の差だとは思います。

良い点

  • とても多い隠しオプション

  • 登場キャラの多さ

  • OPのグラフィックやストーリーの再現の作り込み

  • 立花藤兵衛、珠純子が使用可能

  • ライダーマンが首領を倒すIFストーリーがある

  • 難易度が高く、やりがいがある

問題点

  • 難易度が高いため、子どもには辛い部分がある

  • 人気怪人が未登場

  • デジタルカードモードのコンプリートが地獄

  • 戦法が確立すれば、カードを集めるための作業ゲーになりがち

  • 原作を知らないと発見できないであろう隠し要素が存在する。

隠し要素

 隠し要素を箇条書きで記載していきます。筆者が実際に遊んだ際に見つけているもので、不足があるかもしれません。ご了承下さい。

  • V3ストーリーモードにて、「7話」で戦闘員を倒す場面で、風見志郎から、V3へ変身してステージをクリアすると「V3特別編」というシナリオ追加

  • ライダーメダルを累計400枚集めると全モードが遊べる。どんなモードかは、遊んでからのお楽しみ

  • そのうちの「黄昏の特訓モード」を遊ぶと隠しキャラが登場する

感想

 全体的にキャラゲーとして、原作を知っている人はとても楽しめる作品だと思います。オマケ要素である、カードをコンプリートする際はランダム要素ありのため、運次第では作業ゲーになってしまうので、そこは問題かもしれないです。また、一部のゲームモードでは「ハメ技」が出来てしまうので、遊ぶときはルールを設けて遊ぶといいとおもいます。
 新規録音されている、力の入ったV3,ライダー1号の声は必見ですのでぜひ遊んでみては。

執筆:戦魂
筆者は色々なゲームをTwitchにて配信してます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?