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本音で話すこと
いきなりですが、思ったこと、伝えたい人に伝えていますか?
感じたこと、言葉にして渡していますか?
その言葉を我慢せず口にしたら、もしかしたら、誰かの学びがより深くなったり、より良い作品ができたり、誰かに新たな視点をプレゼントしたりできるかもしれない。(伝えるタイミングとか、伝え方がよければ……ねww)
「本音を伝える」って大事だし、すごく勇気がいるけど、伝えられた方は嬉しいし、ありがたい。
そんな経験を2つしたので、書こうと思います。
えりりんの回
プロジェクトメンバーで、「育休のリアル」は誰のために作るのか、と、目次を作る前に話していた時のこと。(3ヶ月くらい前)
「育休をこれから取る人」「今はまだだけど、将来的に子どもを望んでいる人」「現在育休中で、何かモヤモヤしている人ww」「お出かけしまくるぞー!と思っていたのに、コロナ自粛で全てのお出かけ&旅行計画がおじゃんになった人」などなど、いろんな意見が飛び交った。
この本は、現在「なんとなく育休をなくす」ことや「自分らしく、有意義な育休をすごすために」を目指して活動しているMIRAISのメンバーが寄稿しているわけだから、この本に出てくるすべてのエピソードやキャッチは、その書いたメンバーが自分の育休をできるだけ有意義にしようと模索したりトライしたりした結果や経過なのですね。
だから、もし上に挙げたような「育休をこれから取る人」や「何かモヤモヤしている人」が共感できることが1つでもこの中にあったら、「あ、自分だけじゃないんだな〜(ホッ……)」と安心できたり、「これでもいいのか・・・」と自分を肯定できたり、「こんなやり方もあるの!?へ〜!!!!」みたいな発見もあると思うのですよね。
で、そうだそうだ!その線で行こう!ってなりかけた時にね、プロジェクトメンバーのえりりんが言ったんだよ。えりりんは、美人で絵本の朗読がスバ抜けて上手く、頭の回転が人一倍速い美声の持ち主。ここぞ!って時に、違う切り口で切り込んでくれる。
そんなえりりんがね、一言。
「本当にそれでいいかな?」って。
「私たち、育児休暇ってとって当たり前みたいな感じでいるけど、育休取りたくても取れない人もいるわけじゃない?そもそも、妊娠することだって難しくて苦しい思いしている人もいるし、いろんなお産を経験して、「育休」っていう言葉を聞くだけでしんどい人だっている。育休っていう制度が整っていなかったり、制度としてあっても職場の現状でその人が望む十分な期間取れなかったりするわけでしょ?そういう人たちのことは考えなくて、このまま本を作っていっていいのかなぁ……」
しーん・・・・
(実際は、「しーん」ってほど間はなかった気がするんだけど、一瞬、悠久の時が流れた気がしたんだ。。。)
いや〜……えりりん!本当にそれです、それ!!言ってくれて、ありがとうだよ〜!!
私たちは、「幸せ者」なんです。仕事休んで「一定期間子育てに専念していいよ」って言ってもらえ、そして「職場に戻ってきていいよ」って言われて、復帰後の職も保障されている。このコロナ禍で、多くの飲食店がお店をたたまなくちゃいけいない事態でも、戻れる職場があるのです。「育休は義務を果たした権利として、とって当たり前!」っていう見方もあるかもしれないけど、そんなスタンスで編集していったら、どんな頭でっかちな本ができちまうんだ!😱と。
海より深く反省したのでした。。。😭😭😭😭😭😭😭
もっというと、私たちには配偶者がいて、その人が健康で生存していて、ある程度経済的に安定していて(ある程度です💦個人差あります)、全くの心理的ワンオペにならない環境にいるのです。(DVする夫は別ですが。)それが、どれほど恵まれていることなのか、その視点を忘れちゃいかん!いや、忘れずにいなくちゃ……って、えりりんの一言で感じたのでした。
ちゃんひーの回
もう1つは、本当に最近のこと。
まみちゃんのところにMIRAIS4期のメンバーの、ちゃんひー(プロジェクトメンバーではない)からコメントがきたの。ちゃんひーは、まみちゃんと同じチームで活動してきて、リーダー経験もある雰囲気のある女性。周りの人や状況を常に冷静に見ていて、自分の世界観がしっかりある人。(という私の勝手なイメージ。ごめんね、ちゃんひー😂)
ちゃんひーには掲載許可をいただいているので、そのまま載せます。
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クラファン頑張りたいという前提であれば。
私が中を知らなかったら、このnoteやTwitterをみてどう思ったかな、と思ったのは、「未来のママを応援したい」「育休のリアル」の言葉が同じくらい前に出ているところがひっかかった。
時代は男性育休に焦点だと思うから、「育休のリアル」を推すなら「パパ」がないことに違和感。
とはいえコンテンツが女性しか集まらなかった…それがリアル ということであれば、「なぜママのみにしたのか」をnoteで一度説明しておいたほうがいいと思う。(なおちんやみんなにとってはあたりまえのことなのかもだけど)今のままだと、「未来のママを応援したい」という言葉は男性育休者や、ジェンダーに敏感な人たちをふーん、自分ごとではないな、と思わせるリスクがあるけど、それは自覚的なのか?と質問したかったかな。
ママとしての「ペインの深さ(昨日覚えた言葉。ターゲットの痛みの深刻さ、ということらしい)」を優先する?
でもその人たちはお金を出せるかな?
私はけっこう変わってる自覚あって、マスの意見じゃない気がするけど、クラファン応援しているからこそ外からはこう見える、と伝えておきたいと思いました。
※ちゃんひーをより深く理解したい人はこちらへ→
note「ちゃんひー」https://note.com/changh1
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ぎゃぎゃぎゃ〜!!!
いや〜……これも、全くその通りです。本当に!!!!
そうだったよな〜って、これもまた海より深く反省。。。😭😭😭😭😭😭😭の案件です。
「育休のリアル」だから、ママに特化したことではないよなっていう頭で、もちろん私たちもいたの。男性も育休とる時代だよねってね。でも、実際寄稿してくれる人はMIRAISメンバー(9割9分女性)。4期より前の期に男性メンバーはいたみたいだけど、アンケートには未回答。(つまり、男性の意見は拾えず😭)
だから、男性を排除しているわけではないんだけれども、大多数が女性で、日々目にするアンケートデータも話す相手も女性のものばかり。「育休中のママ」とか「ママを応援」とか、そんな言葉をいつのまにやら遣ってしまっていた……ということ。
言葉一つとっても敏感になる人が多い多様性の時代に、あやうく道をふみ外すところだったな……と、これまた「本音を話そう」と勇気を出してくれたちゃんひーに救われたのでした。
そんなちゃんひーがすごいのはね、ここで終わらないところ。
「クラファン応援しているからこそ……」って書いてくれていて、こうやって意見してくれて、それだけじゃなくて、プロジェクト追加メンバー募集に「クラファンチーム希望」って手を挙げてくれたのね!口だけじゃなくて、行動で見せられる人に、私は魅せられちゃうな〜💖
そしてね、こうやって、えりりんやちゃんひーが本音を言える雰囲気を作る人や場もすごいな〜って思うわけなのだ。
えりりんはこのプロジェクトのみんなが参加していたMTGだったし、ちゃんひーが本音を伝えた先はまみちゃんだった。
「この人(たち)ならきっと、私がどんなことを言っても受け取ってくれるだろう」って思わなければ、言えないよね、本音。
「何言っても聞き入れてもらえない」とか「聞いてるみたいだけど、実際は何も動いてくれなくて聞いてるフリしてただけだった」って思ったら、寂しいし、話す勇気なんて出てこないし、そもそもその場に居づらくて仕方なくなっちゃうよね。
だから私、「本音を教えてもらえる」ことがあると、本当に心からうれしくなるのです。
その場に自分がいて雰囲気作りの一助を担えたことも嬉しいし、そうやって本音で一度つながった関係は、相当なことがない限り「知り合いレベル」には戻らないから。
そういう信頼関係を築ける人が自分が所属しているチームにいるということが、本当に幸せです✨
メンバー同士がつながってチームになると、それこそ、一人じゃ考えられないようなすごいことが起きる!!!
それを今体感させてもらえていることが、ここ最近でとっても嬉しかったこと!
written by なおちん