ground の意外な意味
エチオピアでボーイング737が墜落し乗客157人全員が死亡した事故は、カナダ人が18人も乗っていたこともあって、カナダで大きく報じられた。
今日のニュースでは、カナダ、アメリカ、ヨーロッパの大半の国でボーイング737マックス8型の飛行禁止令を出したということが報じられた。
この「飛行禁止命令を出す」
という英語の動詞が
"ground"
なのだ。
"ground"
でお馴染みの意味は
「地面」。
飛行機を地面に留め置いて飛ばさないから、ground が飛行禁止にする、離陸させないという意味になる。
ちなみに船が座礁する時の動詞もground。
この場合は陸地に着いちゃうからなんだね。
もう一つ、飛行禁止から派生した用法だと思うのが、ground=外出禁止。よく子供や学生が、悪いことをした時に親や学校から言い渡されるのが
"You are grounded for next ~ days."
「あなたは今後〜日間は外出禁止です。」
北米のドラマや映画を観てるとよく出てくる言葉なので、気をつけて聴いてみるといいかも。
あともう一つ、カナダでよく使われるground は
ground beef
ground pork
挽肉。
でもこの"ground" は地面の意味ではなく
"grind" 挽く、粉々にする
の過去形、過去分詞。
日本ではミンチって言うから、こっちでもついミンチと言ったり minced meat (イギリス英語) と言うと、全然通じない!
北米では
ground beef, ground pork
グラウンド ビーフ、グラウンド ポーク
が牛ひき肉、豚ひき肉のことですからね!覚えといてくださいね!