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サイバーセキュリティ

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2021年4月の記事一覧

マイクロソフト SHA-1で署名されたルート証明書サポートを5月10日に廃止

マイクロソフト SHA-1で署名されたルート証明書サポートを5月10日に廃止

ハッシュ関数のSHA-1の危殆化(きたいか)、つまり同じハッシュ値を出力させることが可能であることが2017年に発表されました。

とはいえ、攻撃を成功させるための費用が高く、現実的ではなかったのですが昨今のCPU/GPUのプロセッサ処理能力向上とクラウドコンピューティングの発展で、そろそろ危ないって判断があるようです。

ってことで、マイクロソフトは認証局がSHA-1で署名されたルート証明書を期

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パッチチューズデー 2021’04

パッチチューズデー 2021’04

パッチチューズデーとなりました。
パッチチューズデーとは、毎月第2、第4火曜日の翌日にマクロソフト、アドビ(Adobe)からパッチ情報がリリースされる日です。
危険な脆弱性に絞って解説していきます。

なお、ここでは速報性を大事にしています。当日のお昼過ぎにはJPCERT/CCやIPAにも情報が掲載されますので、そちらも必ずご確認ください。

AdobePhotoshop等の脆弱性情報は出ています

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130万件のClubhouseユーザデータがリーク ー 個人情報について思うこと

130万件のClubhouseユーザデータがリーク ー 個人情報について思うこと

TL;DR
・130万件のClubhouseユーザデータが公開APIを通して取得できる状態(流出?)
・意味のあるユーザデータか?
・他のSNSと繋がる外部キー(FOREIGN KEY)を公開して良いか?

はじめに130万件のClubhouseユーザデータが流出したという主張があり、Clubhouse側はいや、それ公開APIで取れる情報で害は無い情報だよとアナウンスしたようです。
詳しくは以下

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GitHubの認証トークンのフォーマットが変わります

GitHubの認証トークンのフォーマットが変わります

はじめにGitHubの認証トークンのフォーマットが、Secret Scanに引っかかりやすいように変更されます。
認証トークンをリセットし、この新しいフォーマットの恩恵にあずかりましょう。

Secret Scanとは認証トークンをソースコードにハードコーディング(プログラムに直書きすること)してしまい、それをGitHubにコミットしてしまうと、

GitHub上のソースコードを読み、認証トークン

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