見出し画像

後悔しない選択をするために今できること

後悔しない選択をするためにやっておきたいこと

私は2年前までサラリーマンエンジニアとして働いていました。

人と話すのが苦手で、就職面接で上手く自己アピールができたかどうかよくわからないのに内定を出してくれた会社に恩義を感じ、定年までその会社で働くことが、当たり前だと思っていました。

絶対エンジニアになりたいというほどの気持ちもなく、勤め続けていればエンジニアという仕事にやりがいを持てるのだろうというフワッとした感じでした。

確かに、年月を経るにつれ、ものづくりの楽しさや意義を感じることはできるようになっていました。

でも、心のどこかで、ものづくりのプロとしてのエンジニアとなって定年まで勤め上げることが、本当に自分にとっていい人生なのかと思うようになっていきました。

「本当に自分がやりたいことって何だろう?」

そう思いながらも、日々の生活を維持するため、また、自分の中の既定路線となっていた「定年まで勤め上げる」ことにこだわり続け、他の仕事や働き方は自分には向いていないしできないとあきらめていました。

そんな中でコーチングと出会い、自分の中の選択肢が増えました。

このままエンジニアを続けたとき

メリット

  • 会社が倒産したり辞めろと言われない限り、定期的に収入が確保される

  • ものづくりはまあまあ楽しいしやりがいもある

  • 人間関係も悪くない

  • 会社員という立場は自分の住む地域にとって体裁が良い

デメリット

  • 仕事の内容がマンネリ化していて退屈を感じることもある

  • 上司を見ているとああなれるだろうかと思いつつ、常に忙しそうで辛そうに見え、ああはなりたくないとも思う

  • 家族との時間が自由に持てない

  • あと20年間、行きたくない朝があっても起きて会社に行かなければならない

仮で自分がコーチになったとき

メリット

  • 人が変化してどんどん幸せになっていく様子に直接関わることができる

  • もっと人と関われる喜びを感じることができる

  • もっと自分の仕事が楽しめてやりがいも強く持てる

  • 自分の好きな時間で働ける

  • 定年がないのでずっとコーチとして働ける

  • 関わるクライアントの数だけ収入が望める

デメリット

  • 定期的な収入が断たれる

  • 自分でクライアントを呼び込まなければいけない

  • これまで会社が代行してくれていたことを自分でやる必要がある

  • 会社員の立場というメリットが使えなくなる

  • 社会的な体裁が悪くなる(かも)

それぞれの3年後、5年後、10年後、20年後、人生の最期を迎えた時について考えて、考えて、考えまくりました。

そして、出た結論は

「ものづくりのエンジニアとしてではなく、コーチとしてたくさんの人の幸せに貢献した充実感を持って最期を迎えたい。」

でした。

今私はコーチとして独立しています。

経済面ではまだまだ不安定で会社員時代の方がよかったかもという思いは正直ありますが、他の面については会社員時代よりも充実した人生になっていると感じています。

そんな私は今回、後悔しない選択をするためにやっておきたいことについて書いていこうと思います。

はじめに

「後悔のない選択」をしたいと願うのは、誰しもが感じる想いではないでしょうか。

しかし、日常には様々なしがらみや制約が存在し、自分のやりたいことを選ぶよりも、失敗しないことを優先しがちです。

その結果、現状維持を選び続け、気づけば時間だけが過ぎているという状況に陥ることも少なくありません。

この記事では、「後悔しない選択」を実現するために必要な準備と考え方について、脳科学や心理学、行動心理学の視点を交えながら解説していきます。

一歩を踏み出すための具体的なアプローチを見つけ、人生の方向性を変えるきっかけにしていただければ幸いです。


1. 後悔とは何か?

後悔は、過去に行った決断や行動が自分の理想や期待にそぐわなかった場合に生じる感情です。

脳科学的には、後悔は前頭前皮質で処理されることが分かっています。

この部分は意思決定や感情の制御に関わり、自分の行動が未来にどのような結果をもたらすのかをシミュレーションする役割を果たします。

後悔には2種類あります。

  1. 行動した後悔

    • 行動を起こした結果、失敗や損失が生じた場合の後悔

    • 例:転職したけれども、前の職場の方が良かった

  2. 行動しなかった後悔

    • チャンスを逃したり、挑戦しなかったことで得られたかもしれない結果を想像して生じる後悔

    • 例:あの時、勇気を出して転職していれば今頃は・・・

研究によると、短期的には「行動した後悔」が強く感じられますが、長期的には「行動しなかった後悔」の方が心に残りやすい傾向があります。


2. 失敗を恐れる心理とその正体

失敗への恐れは、進化の過程で私たちに備わった防衛本能の一つです。

未知の選択肢に挑むことは、潜在的なリスクを伴います。

そのため、脳は現状維持を好むようにできています。

  • 心理学的視点からの現状維持バイアス
    人間は「既存の状態が最も安全で快適」と感じやすい傾向があります。
    この傾向を現状維持バイアスと言います。

  • 経済的不安が引き起こす行動抑制
    特に30代から60代の間は、家族や住宅ローン、老後の資金など経済的な責任が重くのしかかります。
    その結果、リスクのある選択を避けることが無意識に優先されます。


3. 後悔しない選択をするための3つのステップ

ここでは、後悔を減らし、自信を持った選択をするための具体的な方法を3つ紹介します。

ステップ1:自分の価値観を見つめ直す

選択の基準となるのは、あなた自身の価値観です。
しかし、日々の忙しさの中で自分の価値観を忘れてしまうことがあります。

価値観を見直すために以下の質問を考えてみてください。

  • 自分が大切にしているものは何か?

  • 将来、どのような自分でありたいか?

  • 今の選択が10年後の自分にどのような影響を与えるか?

これらを紙に書き出すことで、自分の本音に気づくことができます。

ステップ2:最悪のシナリオを具体化する

失敗への恐れを克服するためには、最悪のシナリオを具体的に想像することが効果的です。

曖昧な不安は脳内で過剰に増幅されやすいですが、具体的に描くことで現実的な対策を考えることができます。

  • 例:転職しても失敗したらどうしよう。

    • 本当に失敗した場合の生活プランを描く

    • 家族や友人に支援を求める準備をする

ステップ3:小さな一歩を踏み出す

大きな決断をいきなり実行するのは難しいものです。そこで、リスクが低い小さな一歩を試してみることが重要です。

  • 例:副業として少しずつ興味のある仕事に挑戦してみる

    • 小さな成功体験を積むことで自信をつける


4. 一歩を踏み出す勇気を持つために

選択を行動に移すためには、「動機づけ」が重要です。
そのために以下の方法を試してみましょう。

  • 周囲の応援を得る
    信頼できる友人や家族に自分の目標を話すことで、サポートやアドバイスを受けられます。

  • データに基づく判断をする
    感情だけでなく、数字や実績などの客観的なデータを元に判断することで納得感が増します。

  • 自分へのご褒美を設定する
    選択を実行した後、自分に小さなご褒美を設定すると、行動へのモチベーションが高まります。


おわりに

後悔しない選択をするためには、恐れを乗り越え、自分の価値観を軸に行動することが大切です。

行動しなかった後悔は、時間が経つほどに重くのしかかります。

小さな一歩から始めて、あなたの未来を明るい方向に変えていきましょう。

次の一歩を踏み出すきっかけとして、このnoteが少しでもお役に立てたら嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!