見出し画像

桃谷中学校の2年生が思いを込めたパンを考えた~大切な人を幸せにするパン!~[後編です](IKUNO×ものづくり×ICT 次世代の職業体験プログラム)

[前編]から続く~

みなさんこんにちは!
前編では、
「株式会社ダイヤ」さん(クックハウス)のご支援のもと、
桃谷中学校の2年生が心を込めて考えた
「大切な人を幸せにするパン」4作品が、
商品化決定するまでを見ていただきました。

後編では、さっそく
商品化されたパンが、実際に生徒たちの手で販売された
「桃中祭」に皆さんをお連れしましょう!

(令和6年11月3日(日)「桃中祭 開催!」)

「桃中祭」とは、今年で6回目を迎える
“桃中生が地域の絆をつなぐ”
桃谷中学校が一つの軸になって、地域のみなさんがつながりあう年に1回のイベントだそうです。

校区内の小学校の児童や、各校PTAも皆さんも参加、
地域の出店もあります。
まさしく“地域みんなの絆でつくる祭り ”ですね。
毎年、たくさんの方々が楽しみにされています。
いい天気で良かった!

待ちに待ったパンの発売日!
桃谷中学校の武道場が販売会場です。

( 気持ちいい秋晴れです!)
(かけっこもあります!コスプレ姿でもOKです!)

この日、ダイヤさんは朝早くから、出来たばかりの4種類のパンを
桃谷中学校へ搬入してくださいました。
振り返ってみると、
商品化作品が決まるまでも、たくさんの時間が掛かりましたが、
本日、桃谷中学校に到着したパンも、
職人のみなさんが何日もかけて準備した結果なんですね。
ものづくりはホントに手間がかかります。

到着したパンからは、とってもいい匂いがします!
お腹がすいてくるのを我慢して、
中学生の皆さんと、販売の準備作業に取りかかりましょう。
4種類のパンと、それにダイヤさんから提供いただいた「ベビーアンドーナツ」を、みんなで協力して袋詰め~
2階の理科室に集合して大急ぎで準備です!

(ダイヤさんと一緒に集中!)

各々の担当に分かれ、さあ、袋に詰めていくぞ!
あんがい難しい…!
あっ、アンドーナツが手から…床に…‼
ダイヤさん ごめんなさい!
もうあまり余裕はないです!時間が迫ってきた!

(なぜか手から滑るんです!)

でも、みんなの頑張りのおかげで無事に袋詰め作業は完了し、
予定通り、販売会場へパンを運び込むことが出来ました。
よかった…ほっと一息です!

ここからはしっかり気持ちよくパンを販売しましょう!
さあ、販売スタート!

販売会場は、入口から各チームが制作したポスターが貼ってあります。
先月の授業で、みんなで考えて…話し合って、制作しました!
各クラスの代表となるパンを、強くアピールします!

(さあ、どんなポスターがいいかな?)
(どれも美味しそう‼)

ユニークなポスターがありますね。
せっかくですので、各クラスから1作品ずつご紹介しましょう!

(2年1組)
(2年2組)
(2年3組)
(2年4組)

販売会場の売り場はこんな感じです!

(「ワタシたちのパン」が並ぶと なんか嬉しい!)

“さくとろ桃中パン”
“酸いも甘いもさつまいもパン”
“onlyパン”
“ワンパン”
4種類のパンの前に、長い列が出来ています。

(大盛況です!)

お客様への呼び込みをするメンバーもいますね!
販売担当は、おつりを間違えないようにしないと!
「あっ、1万円札だ!・・」
普段、1万円札を使うような買い物は、あまりないかもしれません。
ちょっと慌ててしまいました…

午前の部は、あと何個売るんだったかな?
先生と相談して、計画的に販売します。
これも貴重な経験です。

それでは、購入された方々にご協力いただいた食後アンケートの結果も、いくつかご紹介しましょう!

「全部 食べくらべてみたかったです!」
「普通にパン屋さんで見ても買いたいほど、美味しいパンでした!」
「チョココーティングもクリームも甘すぎず、見た目も味も良かった!」
「生徒たちのアイデアを、こうして売れる商品にまで高めていただける事に驚き!」etc.
フリーアンサーもありがとうございました。

そして、桃中祭で販売した【大切な人を幸せにする4つのパン】は、
無事、すべて完売で終了しました!

   (令和7年2月3日 「振り返り最終授業」)

2年生全員は、体育館に集合です。
最終授業が始まりました。

改めて、4作品のパンが「桃中祭」で販売されるまでを振り返りました。
制作したポスターや購入者アンケート結果を確認しながら、
”日頃いつでも身近にあるパン”を、
”大切な人を幸せにするパン”にするために、
みんなで考え話し合い、そして自分たちの手で販売した経緯をたどります。
売上の計算も大変でしたね。

時間をかけて企画をつくった中で、
採用された作品は桃中祭で商品化されましたが、
悔しさが残ったメンバーもいるかもしれません。
でもその気持ちは、きっと次に繋がります。
このプログラムには、まだまだ先がありそうです。

「onlyパン」を「オンギーパン」と呼ぶ理由はと言いますと・・!

みんなは、「職業体験」として
「パンをつくり~売る」という事を考えてみる機会にもなりました。
パン屋さんが、街の暮らしに深く関わり、
企業として成長し長い歴史を刻むには
毎日のたゆまぬ努力が必要でした。

何気なく当たり前に、食卓に並ぶ小さなパンにも、
どれだけたくさんの時間と人の想いが費やされているのでしょうか。
生徒たちは、今回のプログラムを通して
少し何か気づいたようです。
新しい春に、貴重な経験となればいいですね。

それでは最後に、
ダイヤさんから、桃谷中学校2年生へいただいたメッセージを、
お伝えしたいと思います。

『今回、商品化作品に選ばれたチームの方は、
 それをひとつの成功~自信にしてください。
 話を少し大げさにしても良いですよ(笑)
 そして、選ばれなかったチームの方は、
 自分の意見を採用しなかった大人たちを見返してください。
 見る目が無かったことを痛感させてください。
 ”これだけはやりたい”と強く思えば、人生大体のことが出来ます。
 皆さんが社会人となり、
 ライバルとして社会で戦える日を楽しみにしております。
 その時は、お手柔らかにお願いします。
 では、またお会いましょう!』