生野区の中学生が考えたサンダルが商品化されました!!「IKUNO×ものづくり×ICT 次世代の職業体験プログラム」
タイトルでも言っていますが、もう一度言います、生野区の中学生が考えたサンダルが商品化されました!!
めっちゃ凄くないですか?中学生が企画したものが、実際に販売されちゃったんですよ、、、
このプログラムに協力してくださった企業の方からも、「中学生のデザイン力の高さ、想像力の豊かさに驚かされた」「時に中学生であることを忘れてしまう瞬間があった」などなど、とても嬉しい言葉をいただきました!
そんな「えっ、公立中学校でここまでやれるの!?」にチャレンジしたのが、今回の「IKUNO×ものづくり×ICT 次世代の職業体験プログラム」です。
「キャリア教育」「ものづくり」「オンライン販売」「ICT教育」「産官学連携」などたくさんの要素が詰まったプログラムになっています。
中学生は、キャリア教育として企業からレクチャーを受け、サンダルの企画提案⇒採用プレゼン⇒商品化⇒販売の振り返りを行いました!
アンケートに長文を書いてくれている生徒がとても多くて嬉しかったです。
さて、少々長くなりますが生野区の中学生が体験したことを書いていきます~
そもそも「次世代の職業体験プログラム」ってなに?
先にプログラムの説明をさせてください。
これは、商品の企画から販売までを行う体験にとどまらず、販売結果の振り返りまで行うことで、職業観や知識を広げ「新しい自分」を発見してもらうことを目指している取り組みです。
今回は、生野区の「生野中学校(現在は義務教育学校生野未来学園)」と「桃谷中学校」の2年生が参加しました。
また、この取り組みを実施するにあたり、産官学地域連携の仕組みであるIKUNO未来教育ネットワークにご登録いただいている、生野区のものづくり企業、ネット販売ビジネスの会社にご協力をいただきました。
さて、ここからはいよいよプログラムの様子を紹介します!
中学生がオリジナル商品を「リゲッタ」と共に作り「クリーマ」で販売するまで
1.「プラットフォームビジネス」を知ろう
東京と大阪をオンラインで繋いで行われた授業では、株式会社クリーマ取締役の大橋さんから、プラットフォームビジネスの在り方や販売者側の視点を教えていただきました。
なかでも、取締役の大橋さんから「クリーマは中学校の時の同級生と一緒に創業した」とお話があったとき、教室の中でクラスメイトと顔を見合わせて驚いている子たちが見られたのがとても印象に残っています。
2.「商品開発」を学び、考えよう
株式会社リゲッタ社長の高本さんからは、今回のプロジェクトの説明をしていただきました!
ただ中学生が考えたデザインを商品化するのではなく、リゲッタの会社全体のコンセプトである「楽しく歩く人をふやす」に合致することが必要であることなど教えてもらいました。
最後には、「職人には商人が必要」という言葉をいただきました。
中学生は、デザインが得意な人、アイデア出しが得意な人、文章を考えるのが得意な人……など、みんなの得意の組み合わせで完成する仕事もあるということを学んでいきます。
3.企画提案書を作ろう!
社会人が見てもちょっと構えるような企画提案書を、リゲッタのデザイン開発部のみなさんからアドバイスをもらいながら作っていきます。
頑張って作った企画提案書をもとに、リゲッタとクリーマの方々に向けてプレゼンを行います!
4.「オリジナル商品」採用プレゼン大会・商品化
プレゼンでは審査員のクリーマさん、リゲッタさんからの質問に対し、中学生がその場でしっかり受け答えできていたのがほんとにすごかったです。
そんなこんなで商品化が決まったのがこちらのサンダルです!!(何回もお見せしていますが笑)
「ギョギョっとサンダル」は、クリーマさんから「インバウンドのお土産で絶対イケる!」と評価されていました。
そして「青空ルームサンダル」は、リゲッタさんクリーマさんからなんと満点に近い評価を得て選ばれました。
5.販売実績報告会と学びのふりかえり
商品化で終わり!とならないのが今回のプログラムの醍醐味です。
1か月間の販売を経て、どのような結果になったを振り返ります。
現実は厳しく結果として販売による利益はありませんでした。
中学生はどうすればもっと利益をあげることができたのか、
そして、このプログラムを通して発見できた「新しい自分」について考えました。
授業の最後に、リゲッタの高本さん、クリーマの大橋さんからそれぞれメッセージをいただいたので一部を紹介します。
このプログラムを受けた中学生が、リゲッタやクリーマに就職するようなことをがあれば嬉しいなと思うばかりです。
生野区では引き続き、区内の子どもの教育環境の充実に取り組んでいきます~!!