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MakuakeのCTO、生内です

Noteをやる際は自己紹介書くんだそうで、そんな流儀も知らずに今まで書いていました。(^^;
MakuakeでCTOをやっています、生内洋平と申します。
よろしくお願いします。

何者ですか?

札幌市(の近くの月形町)で生まれ、諸事情あって北海道の妹背牛町で育ちました。

小学生時代はゲーム漬け、学生時代終始通じて宿題は学校でやる派でした。
中学生からは音楽とゲームのハイブリッド、
高校、大学になるにつれ、音楽が人生を支配し始めます。

新卒時代は全国ツアーを回るインディーズバンドとデザイナー稼業のハイブリッド
デジタル・デザインと呼ばれていた、エンジニアリイングとデザインのハイブリッド人材を目指していたのが24歳頃でしょうか。

そして26歳で一度起業に人生を振ります。

エンジニアリング・デザインを軸とした事業作りに集中した生活を送り続け、30歳に近づくにつれ、事業とエンジニアリング・デザイン、それぞれの専門性が融け合うのを実感し始めます。
この頃には古今東西のモノ・事業づくりと文化の関連性に興味を惹かれ、研究を始めました。
直近ではエンジニアリングをとことん深掘りしていたCRM〜デジタルアドの分野を経て、今、アタラシイをリーディングするCrowdfunding(Crowdbacking) platformであるMakuakeにジョインして頑張っています。
ええ。日々頑張っています。

なぜ今、Makuakeなのか?

大きく3つあります。

ひとつは事業の性格です。

僕はもともとインディーズバンドマンというチャレンジャー(Makuakeでは実行者と呼びます)でした。
もう15年も前の話になりますし、その頃にはCrowdfunding(Crowdbacking) platformなんて存在しなかった。
ただその代わりにファンや地元のレーベルやタワレコなど、様々な形で活動を後押し(Backing)してくれる人たちの存在がありました。
時代が変わって、そうしたコミュニティの仕組みは多様化しましたが、どうやら「熱意を持ったチャレンジャーを支援する」という活動の楽しみそのものが色あせることはなさそうで、昔チャレンジャーだった僕が、今度はチャレンジを後押しするためのプラットフォームを作るというのは至極光栄で、それもまた新しいチャレンジだと感じたんです。

2つめは「もうサービスプロダクトが出来上がっている会社に行って何をするの?」と起職の際に様々な人に言われたことです。

僕の言葉で言えば、この言葉は事業とそれを取り巻くエンジニアリング・デザイン・プロダクションの面白さの半面だけを見て評価した場合の言葉だと考えています。
生前の祖父は「商売(商い)は、その商売に飽きてからが本番だ。飽きない(商い)ように商う。これが一番素晴らしいことだ」というようなことを断片的な言葉をつなげてよく言っていました。
僕自身もその通りだと思っていて、そうした価値を世の中に提供し続けられる事業経営というのは、素晴らしいものだと感じています。
いくつか事業を営んできたり、仲間の事業に関わらせていただいたりしている中で、

・立ち上げには立ち上げの面白さがある
・継続事業には継続事業のいわば2段目ロケット的な面白さがある

ということはもう肌身で実感していましたから、信頼の置ける経営陣やメンバー達とそうしたことにチャレンジできるのも、新規事業立ち上げと同じ楽しみがあるんです。
だから、マクアケの中を闊歩している「次のMakuake」を本気で考えようとしている仲間達にほだされているのです。

最後の1つは、僕のライフワークである「文化とものづくりの関係」のすぐそばにMakuakeの事業があったことです。

Makuakeプラットフォームの中でも日頃から実行者として社会の中で何かを実現されようと努力している皆様を紹介させていただいています。
みなさまの日々の努力には頭が下がります。本当にありがとうございます。

音楽しかり、デザインしかり、エンジニアリングしかり、もちろん経営もしかり、この社会の各地には、様々な文化に根付いた様々な流儀が存在します。
そしてその流儀は「その流儀があるからこそ出来易いモノやコト」につながる要素を内包しています。

西陣織が生まれた背景を紐解くと日本そのもの職人気質と現京都の土地の歴史の産物であることを感じざるを得ませんし、Slackは西側諸国の、特にSan FranciscoやSilicon Valley のformulable culture無くしてはここまでの完成度には至らなかったでしょう。
これこそが「文化がものづくりを後押ししている容」です。日本だけでなく、社会各地で営まれているものづくりのほぼ全てにこうした文化背景に基づいた源流があると考えています。

Crowdfunding、Crowdbackingは、その源同士を交流させる楽しみをより源流に近いところから手軽に行えるようにしたプラットフォームであると言えます。
僕は、この点にほかの業界にはない深い興味を感じています。
事業とライフワークとなっている研究テーマが深くリンクした感覚があるんです。

この3つが、今僕がここにいる大きな理由です。

これからどうしていこうとしているか

僕がこれからMakuakeのCTOという立場でやろうとしていることは徐々にMakuakeサービスの一部として世の中に提供していこうと考えています。

Kickstarterは、ある時点から自身のテーマをCrowdfundingではなく、Crowdbackingという表現に変えました。
リターンも「predge(誓い)」という表現に変更しました。
Indiegogoもリターン支援の表現を「Get the peak」としています。

このシンプルな「お金を出して支援する」という行動をどう名付けるかにこだわっていく動きはとても「概念」にこだわるUSのサービスっぽいのですが、各社のこういった動きはCrowdxxxxxxプラットフォームの本来的な存在意義が「群衆がお金を出す」という行動の一歩手前にあるということを示唆しています。
Crowdはなんのためにここに集を成しているのか?
これはMakuakeだけではなく、Crowdxxxxxプラットフォームがこれから何をしていくべきかを考える上で、とても重要な着眼点です。
それに対してのMakuakeらしい答えを社会に届けていくのが、僕たちの目下の仕事だと考えています。

また、非常に社会認知の変化が早い業界でもありますから、そうした変化にシステム開発チームがどう追随していくかをプランニングするのも重要な仕事の一つです。
これ自体は割と新し目なサービス・エンジニアリングを基軸とした方針がとても相性が良く、そうした側面の話も挟み込もうかと考えています。

色々な経験をつまみ食いしてきている分、読み物としては観点の出発点に関連性を感じにくいかもしれませんが、僕の中では全て繋がっています。

そんな人間です。
よろしくお願いいたします。

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