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ラーニングバー@人事図書館に参加したら、モヤモヤのなかに希望をみつけた話

8/31に人事図書館主催で行われたラーニングバーというイベントに参加してきました。
そこでのわたしの体験について、書いてみようと思います!
参加直後で脳みそがフィーバーしておりますので、拙い文章おゆるしください。

イベントの詳細は以下をご覧ください!


ライフスタイルの変化を期に、わたしにとっての“理想の学び”を見直したくて参加。

ラーニングバーの出席ボタンを迷わず押した理由は、出産を期に大きく変化したライフスタイルに、これまでの学び方がフィットしなくなってきたモヤモヤがあったからです。

フルタイムから時短勤務への変更。
限られる業務時間に対して、キャリアの積み重ねとともに広がる期待範囲。
激減した自由時間。
積まれ続ける積読の山。
そして、30代への突入。

学ぶこと自体には以前から自分なりのスタイルがあり、課題はありながらも少しずつ前に進める感覚はありました。

それが、出産と復職、育児のはじまりによって、思うように学べない。学んでみても、身が入らない。そんなモヤモヤを感じるようになりました。

濃厚な4時間が、「モヤモヤ」のなかに「希望」をみせてくれた

そんなモヤモヤをかかえて飛び込んだ、ラーニングバー@人事図書館。
最後はわたしの行動次第ということにはなりますが、濃厚な4時間で「モヤモヤ」が少しずつ「あれ、もしかしたら希望を持てるかも?」という心境に変化していきました。

いわゆる「マーカーを引いた」箇所はものすごくたくさんあるのですが、わたしのモヤモヤを希望に近づけてくれた4つの気づきを紹介します。

学びは、味わうもの。そして、楽しむもの。

まず今回のテーマである「人事はどう学び、どう活かすのか」の土台となる「学び」に対する基本姿勢のお話です。
登壇者の坪谷さんがおっしゃっていた「学びはまず味わうもの。『~~べき』と思うよりも、楽しむものだ」ということ。
※その場でとった雑メモからの引用なので、実際の発言とは異なります

これには、ハッとしました。
もともとわたしは「学ぶ」ことが好きなほうではあります。
しかし、最近のわたしは、思うように時間がとれないことや、次々と目につく自分の無知なところにとらわれて、「~べき」が先行しがちでした。
誰に何を言われたわけでもないのに、じぶんで「~べき」を生み出してはじぶん自身を縛り付けていたのではないか。

もちろん、急を要する課題や、なる早で要点をつかんで対処しなければならない問題には、純粋に「学びを楽しむ」なんて言っていられないこともあるでしょう。仕事で活かすことをかんがえれば、「100%気のおもむくままに」というわけにもいきません。

でも、学びは終わりがないものです。人生がつづくかぎり、学びもつづきます。
わたしはやっぱり、「学び」を楽しめるひとでありたいし、「~べき」ばかりにとらわれず、学びをちゃんと「味わい」たい。
わすれていた気持ちを、思い出すことができました。

人事の学びは、不易流行。

増え続ける人事課題と解決手段。そんな時代に、人事はなにを学んでいくとよいのか。

これに関しては、坪谷さんの「不易流行(時間がたっても変わらない本質的なものをおさえながら、新しいものや流行もおさえる」ということばがまさにしっくりくる結論でした。

次々と湧き出ているかのような人事トレンドは、形は違えど、長い時間軸でみれば「同じことのくりかえし」であることが多い。
「不易」を学ぶことで、「流行」もわかりやすくなるんですね。

ジェネラルな学びも、スペシャルな学びも、対等なもの

また、ゆめみCHRO太田さんの「ジェネラルな学びも、スペシャルな学びも、優劣はない」ということばも、心に刺さりました。
採用・組織開発・人材開発・労務・人事企画など、人事の領域はいろいろあれど、突き詰めればどこかで必ずつながってきます。だからこそ、「全体像」を知ることは不可欠で、大局をつかめないと本質的な課題に気づくことができません。これはわたしがこれまでのキャリアで実感していたことです。

そういう意識から、わたしはなんとなく、「広く、ジェネラルに学ぶのが正義」的な考えをしていたような気がすると気づきました。(今思えばこれも「~べき」の1つでした)
というのもこれまでの人事キャリアでは、何かの特定領域を深めるというよりは、つねに「新しいもの」を任され、そのたびに「広げる」ことが求められていたからです。

ジェネラルかスペシャルか。その中間だというパターンもあるのかもしれませんが、なにを学ぶかはその人のキャリアや置かれている状況によって違うけど、優劣はない。「広げる」も「深める」も、その人のキャリアや置かれている環境次第。それは、「広く柔軟に」というキャリアも、「深く高度に専門的に」というキャリアも同じようにリスペクトされるものということだと思います。

わたしはどちらかというとジェネラルよりではありますが、自分のライフステージの変化やキャリア資源の変化などをきっかけに、スペシャルに移行していくこともあり得ます。どんなキャリアになっても、自信をもって学んでいいんだ、と背中を押された感覚でした。

コミュニティから学ぶ

これからの人事の学びはどうなっていく?というテーマで太田さんがおっしゃっていた「コミュニティから学ぶ」の重要性が増していくというお話です。
これは、わたしにとっては今力を入れ始めているところであり、かつまだまだ課題に感じているところでした。

「コミュニティから学ぶ」のよさとして、対話タイムのときに太田さんから言っていただいたのが「問いを交換する」ということです。

じぶんが感じている「問い≒悩み」を他者に伝えたり、他者の問いを聞くことで、じぶんの問いに対する新たな問いや気づきが生まれたり。
問いを交換することで、自分の問いを深めていけるということが、コミュニティから学ぶということの大きなよさであると改めて理解しました。

さらに太田さんから、「イシューマップ」をつくるといいよとアドバイスをいただきました。
日々の業務でその都度わいてくる問い(から設定するイシュー)は、一見別々のものに見えても、マップとして整理してみることで、共通の大きな問いがみえたり、構造化されていることに気づいたりします。
それに気づいているのかいないのかは、学びの質にも大きく影響はず。
さっそく、やってみたいと思います。

もういちど、「学び」をはじめてみよう

参加するまえに感じていた、ライフステージの変化による「学び」へのモヤモヤ。
上記の気づきを経て、4時間後にはこんなふうに変化していきました。

・学びは出会い。まずは味わい、とにかく楽しもう。そして、続けよう。
今までさらっと触れて「学んだ」気になっていた、「不易」が大量にありそうだ。これを機に、じっくり見直してみよう。不易は、容易には変わらないんだから、今からだって遅くないはず。
・ジェネラルに、広く学ぶが正義だと思っていたけど、いまの自分には限界があるかも。仮に「深める」ことになっても、自信をもって深めていけばいい
・子どもが小さいうちはなかなか自由にイベントや勉強会に顔を出せないけれど、「問いを交換する」意識でなるべくいろんな方とかかわってみよう。自分が参加しやすいイベントが少ないなら、じぶんで企画しちゃってもいいはずだ。(なぜなら人事図書館には一緒に考えてくれるCETのみなさんがいるから!)
・あれ?いろいろ気づきを得たら、「思うように学べない、ダメダメなじぶん」から、「あんなふうにも、こんなふうにもなれるかもしれない、ポテンシャルのあるじぶん」が見えてきたぞ…?

いくみんの脳内

そして。
「とにかくアウトプットする」
登壇された図書館メンバーのお二人が共通しておっしゃっていた、学びが楽しくなるきっかけです。これは本当にそのとおりだなと。
最近Xでも読んだ本の感想をシェアしたり、日常ベースでの気づきをたれ流したりしているのですが、アウトプットすることもあらためて意識してやっていきたいと思い、この温度が下がらないうちにという思いで帰宅後このnoteを書いてみました!

わたしの学びはこれからが本番なので、いまいる仲間(わたしが勝手に仲間と思っている方々も含めて笑)、今日出会った仲間、これから出会う仲間と、ともに学びを味わい、楽しみ、仲間や組織、社会に還元できる自分でありたいと思います。

ほんとうはもっとたくさんの気づきを書きたかったのですが、自分のなかで特に印象に残ったものを厳選してこのへんで区切りをつけることとします。

人事図書館のみなさま、ラーニングバーという発明をしてくださった中原先生、すばらしい時間をともに作ってくれた登壇者・参加者のみなさま、ありがとうございました!

「いっしょに学んでもいいよ」と思ってくださる方がいれば、ぜひ絡んでいただけるとうれしいです。
https://x.com/ikuming193

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