バナナの話をします。
任地251日目。火曜日。
今日は同僚とともに初めて行く畑を訪問し、夜は明日(12月31日)のミサの聖歌隊の練習に参加してきました。
畑ではバナナの農業組織を訪問。
いや~興味深かった。こうやって自分が食べている物の生産現場に立ち会えるのは本当に幸せなことだと思う。そういうのに興味ある系の人間なんです実は。
整理もしながら簡単に紹介しますね。
今回訪問したのは80ヘクタールのバナナ農園を管理する農業組織。日本にも輸出しています。全部オーガニックです。
バナナの木が身を付けるまでにかかる期間は8か月。
1本の木にたくさんの(100くらい?)のバナナを付けます。
ちょっと擬人化させて紹介しますね。
とあるバナナの木があったとして、それをママバナナとすると、
そのママバナナは8か月で育って実を付けます。
そしてその実をつけたあたりでその根っこから別のバナナをはやします。これが子供です。
自分の役目を終えた後はその子供たちに栄養をあたえるため、ママバナナの足元にピッタリくっつくように子供たちは生えます。
↓ままと子供、みたいにペアになっているのがわかるでしょうか?
そしてある程度したら子供たちのうち1つを選びます。より元気な方を残すらしいです。そして子供も8か月したら実を付けてまた子供に栄養を託します。
このようにしてバナナは世代交代をしていくとのこと、!!なんと面白い!!
バナナ農園には枯れたバナナなどもたくさん落ちていてわりかしふかふかしていました。さすがオーガニックですね。これらも養分になるみたい。
ちなみにバナナ自体は花が咲いて実がつき始めてから収穫までに3か月くらいかかるそうです。
農業組織ではその収穫したバナナを切っていくつかの房に分けて、水に浸して手で洗浄し(虫とかを取る)、大きさをはかって箱に詰めます。
こうやってバナナは私たちの手元に届いているんだなーって。思いました。
「いただきます」というとき、その食べ物に関わったすべてのものに感謝をすると思うのですが、生産者って見えずらいと思うんですよね。
でもこうやって生産現場をみて、バナナを今度からいただくときはよりリアルに感謝できるなーと思いました。
スーパーやコンビニで何でも手に入ってしまう時代だからこそ、自分の目でしっかりみたい、何が、どこで、どのように生産されて、どのように私たちの手元に届いているのか。
知らぬ間にこのテーマに興味をもって、20歳くらいから時間があれば見に行っていましたが、今も変わらず人生の中の一つのテーマであることに変わりないなと、バナナをみながら思いました。
眠いので寝ます。
それでは。
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