やりたいことを仕事にしなかった人生が1年経過した
やりたいことを仕事にしなかった人生をはじめて1年が経った。
感触的には、順調。
私は本来、国際開発学に興味があって、海外と関われるように語学をちょこちょこやったり、青年海外協力隊として南米に行ったりした。
また着地型観光や地域の人自身がつくりあげる観光に興味があり、加えて農業や土に潜む微生物が作り上げる傑作(つまり作物)への興味もある。やりたいことはあるのだが、それを生業として突き詰めるためにはたくさんの葛藤があったのだった。
ここに至るまでの経緯の説明はとりあえず一回省くとして、結果的に私は「めちゃやりたいこと」ではない、IT業界に入ることになった。
この度、IT業界に入って一年が経過。世の中にいるやりたいことがある人は、「やりたいことを仕事にする人」と「やりたいことを仕事にしない人」に分かれると思うが、後者が、私が今選ぶ道なのだ。
ITはやりたいことではない。
でも入れば不器用かつ未経験、何者でもない私でも、そこそこついていけそうな分野な気がした。
数学も計算も一応得意、IT業界で使う最低限の英語は大丈夫、なんならブリッジエンジニアとしての英語力も、まだまだ足りないけど目指せる範囲内。
となると、やりたいことではないながらも続けられそうな業界だと思った。
そんなIT業界に入って1年経った今、結構順調な旨報告しておく。
未経験のインフラエンジニア。勉強必須の環境で、なんとかMOS Excelと、ITパスポートと、CCNAを取得した。
勉強は大変だけど、嫌いではない。目指すものがあるという環境は、安心感がある。
生きていくためのスキルとしても安心感がある。人の役に立ちながら生きていくための生活費も心配をしなくて済む。私の関わり白がある分野であることもモチベーションにつながる。
やりたいことを仕事にしなかった人生2年目は、変わらずIT業界に存在しつつ、語学力を強化していつか上に書いたやりたいこと実現できるようこそこそと時間をかけて準備してく。
やはり私はやりたいことを仕事にしない人生の方が向いてる。
やりたいことを仕事にすると、手が抜けなくなって365日そのことばかりを考えてしまう。それで生きていく銭を稼ぐための不安感を抱えながら突き進むのが難しすぎて不器用な私の場合はやりたいことを曲げかねない。それは本質から逸れてしまう。本望じゃない。
どこかで生活力を蓄えられるなら、残りの余力で自分のやりたいことに注力しようと誓った1年ほど前。途中経過としては、この生き方悪くない、という感想。
これは人生を背負った賭けなので、自分の中でも正解はわからない。ときどき振り返りながらまたアップデートしていこう