ジャンル、作曲家、形態別のイベント
Chère Musique
個人レッスン生徒さんの年の初め一回目では、主宰している音楽アトリエ”ヴォアクレール”の一年間のイベント計画をお話ししています。
今年は春に、一人の作曲家に限ったその人の作品だけのミニコンサートを。
夏にはオンラインイベントを計画中。
そして12月には毎年恒例のクリスマスライブ、という一年です。
自分のコンサートプログラムのプロフィールに書くほど、私が生涯思い続けていること。
音楽のジャンルに壁を作らず、でも線引きだけはしてみて。
そうすると境目はグラデーションになっていることもわかるし、広く見渡してすべてをまとめて「音楽」と捉えることもできる。
ひいては他の芸術と音楽も、グラデーションなのを感じられる。
そして細かく作品ひとつひとつ、音楽家ひとりひとりに目を向けると、ジャンル別ではなくそのすべてそれぞれに「魅力を感じる、惹かれる」と「今はそうでもない」があることを感じるはず。
こんなことをずっと思いながら、ここを立脚点にして音楽活動を広げていきます。
それらを全部集めた感覚なのが、二年に一度の秋の演奏会ラフェット。
ひとつのコンサートに、時代、音楽家、演奏形態のなるべく多くの種類を選曲します。
そして、生徒さんのための小さなイベントを企画する時には、「歌祭り」「二台ピアノ祭り」「ソナタ祭り」「ショパンの会」「モーツァルトの会」「バロック音楽コンサート」「ライブハウスでのコンサート」。。。
ジャンルや演奏形態や作曲家を、敢えてひとつや一人に的を絞ったものを、いろいろとたくさんやります。
「ここで初めて体験した世界がたくさんある」
「音楽ってこんなにたくさんあったんだ」
「自分だけの判断なら絶対に行かなかったイベントが、おもしろい」
こう言われるたびに、やっていてよかったと思います。
Musique, Elle a des ailes.