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いつものあの曲を久しぶりに

Chère Musique

イントロダクション

今回は音楽のセンセとしての近況ご報告投稿です。

11月23日(土祝)に、私の門下“ヴォアクレール”の二年に一度の演奏会が開催されます。
その『ラフェット2024』に向けて、アンサンブルレッスンの一回目が9月29日に、二回目が10月6日に行われました。

みんなで歌う

ラフェットでは、出演生徒さん全員で歌う、メッセージソング、ヴォアクレールのテーマソング、合唱曲、があります。
他にもいくつか毎回必ず演奏する曲がありますが、特にこの三曲はお客様が楽しみにしてくださっているプログラムです。
演奏する生徒さんも、全員出演なので、レッスンからすでにとても楽しんでくださいます。

プログラムの真ん中あたりで歌うメッセージソングは『地球のうえに』。
私が長年いろいろなところで歌い広めている歌で、とてもシンプルな言葉でとても大切なことを伝える、素晴らしい作品です。

そしてすべての演目の一番最後に歌う合唱曲は、友人作曲家の桃井聖司さんの作品を私が合唱に編曲した『夜空に輝く星たちよ』。
作曲家でも編曲家でもない私が、一生に一度という感じで全力で取り組んだ作品です。

毎回ラフェット前の二ヶ月間くらい、二年に一度猛練習する歌たち。
今年もいよいよ、今回の目標を立ててそして復習するところからスタートです。

声楽クラスとピアノクラスで

そしてその他に、ヴォアクレールの声楽クラスの精鋭たちによって、モーツァルトの『アヴェ ヴェルム コルプス』。
オルガン伴奏は生徒さんでもありアシスタントでもある茜さんです。
本来は合唱で歌うものですが、ソプラノ、アルト、テノール、バスと4パートに一人ずつの、四重唱なので、一人一人はソロ並みの練習です。

その声楽クラスの四人にピアノクラスの精鋭たちも加わった、『Prayer to moonlight(月光への祈り)』。
ベートーヴェンのピアノソナタ月光の一楽章を元にした、私の編曲した作品。
歌詞はミサ曲のキリエです。
この演目は、作ったばかりのコロナ禍の頃にリモート録画をして編集した動画を、このヴォアクレールのYouTubeチャンネルに出してあります。

この二曲は、最近の数回のラフェットでは定番演目になりつつあります。

アンサンブルレッスン1回目では、みんなで歌う歌二曲とこの合奏曲二曲の四曲をレッスンしました。

演奏会全体を見渡す

この時期の出演生徒さんたちは、ソロなどの自分のメイン演目に夢中で取り組んでいます。
アンサンブルレッスンでこれらの作品を久しぶりにいろいろと指導を受けることで、少し肩の力を抜いて周りを見渡し、演奏会全体を楽しむモードになれるのかなと思います。

それにしても1回目の復習では、出来なくなっていてびっくりする事柄も多く、みんな呆然となっていました。
指導する方はその辺りの成り行きも、おもしろがっていますけれどね。

合奏の演目も始まりました!

そして10月6日の日曜日にアンサンブルレッスン二回目を開催。
一回目でレッスンした四曲、それに加えて今回は合奏演目が更に増えました。

ラフェットには毎回最初にバロック音楽の部というのがあり、そこで一番花形となるのが合奏曲。
ピアノクラスでバロックのレッスンも普段受けている人たちのグループで、長年やってきてレパートリーも増えました。
今回はこれまで演奏してきた曲からメンバーにリクエストを募って決めました。

そしてポップスの部の最後に演奏する大人数のの生徒さんバンド。
同世代の方々が集まって80年代のJ-POPから毎回ヒット曲を演奏してくださいます。


そしてヴォアクレールのテーマソング。
これを歌うとみんなとっても楽しそうになって、良い雰囲気です。

この三曲が加わって、全部で七曲のレッスンとなりました。
時間も長くして、時間割を細かく決め、途中にもちろん休憩時間も作りました。

シンセサイザーの音色

今回から始めた楽器がたくさん必要な合奏的な演目では、ピアノ科の方達がシンセサイザーを使っていろいろな楽器の音で、その楽器になりきってその役で演奏します。
ですからシンセサイザーの音色をどういうふうに設定するかということが、とても大切になってきますが、そこは私とアシスタント茜さんのお役目です。

例えばバロックの合奏曲は、原曲は弦楽器がたくさんありその一番下にチェンバロが付くというパート構成の音楽。
その弦楽器パートをピアノクラスがシンセサイザーでかなりリアルな弦楽器の音で弾きます。
そしてチェンバロパートは、本番は電子チェンバロの素晴らしいものを使います。

バロックもポップスバンドもこれまではひとりひとりレッスンしていたものを初めてみんなで合わせてみて、ドキドキしている中でも何とか楽しんでもらえたのではないかなと思います。

ピアニストも参加

一番嬉しかったのは、ラフェットでたくさんの演目で伴奏してくださるピアニストの谷上公子先生が、今年の初登場ということです。
今回はミーティングがオンラインでしか出来なかったので、直に再会したのがとても久しぶりでしたのでとても盛り上がってしまいました。
とてもあたたかい方で、そのピアノの音色もやはりお人柄のとおりで素晴らしく美しい音色です。
久しぶりに聴かせていただいて、またやはり今回も聴き惚れてしまいました。
生徒さんたちも公子先生のピアノを聴くと、いよいよ本番という気分が高まってきたようです。

エンディング

アンサンブルレッスンの一回目と二回目は二週続いてしまいましたが、次からはもう少し間隔が空く予定です。
次までの間に、今度はベースとドラムの先生方との、ポップスの部で予定されてる演目の「バンド合わせ」が入ってくるので、 また話題にしていけたらと思っています。


Musique, Elle a des ailes.

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