【朗読】大人向け読み聞かせ『久坂葉子/落ちてゆく世界』
この作品は、久坂葉子が19歳で芥川賞候補になった『ドミノのお告げ』の原作です。これを書いた翌々年の昭和27年21歳の大晦日、彼女は阪急六甲駅で自ら命を絶ちました。名門家に生まれたゆえの苦悩と恋愛での挫折、それでも立ちあがろうとしながら力尽き夭折した生涯でした。
《作品内容》
雪子の家は名門でありながら、没落していた。さらに日々の喘息発作に苦しむ父、新興宗教にのめり込み神頼みの母、肺結核で長らく入院中の兄、多感で扱いが難しい弟に苦悩しながら過ごしていた。
ある日、八卦見をする占い師に占ってもらうと、近々幸か不幸か分からぬが、何か動きがあると言う。
それは、、。
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