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記憶の消費期限

昔から聞き役で
笑いもしなければ怒りもしない。
淡々と話を合わせて、
段々みんなの意見がまとまらずに
めんどくさくなってくると
急に仕切って調整する。

幹事や予約だのはさっさと引き受ける。

そういうのが処世術だろうと思って
学生時代を過ごしていた。


それから数年。
友人たちと再開して驚いたのは
みんなが話す思い出話を
私は何一つ覚えていないこと。

くだらないことでゲラゲラ笑いあった
あの時間に確実も私もいたはずなのに。

当時、多忙で毎日頭がパンク寸前だった私。
大勢の友人たちと燃費よい関係を過ごしていたはずだった私。

それが間違いだったのか。
心が動かないから、
記憶にも残らないのだろう。


未だに、一年前や数ヵ月前のことですら
記憶がおぼろげなことも多い。

ストレスなのだろうか。
刺激がないからなのだろうか。

感情豊かに日々を過ごしたい。
そして、それをできる限り覚えていたい。


たとえば
今日初めて業務スーパーへ行けた
近所の和菓子屋さんに入れた

ほんの少しのうれしかったことを
私はこのnoteで書き留めておきたいのだ。


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