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【総合型入試④】研究計画書とは?(書き方、注意点等)

国公立難関大への総合型選抜等でときどき必要になる研究計画書。志望理由と自己PRを受けて、学ぶ内容とその具体的なプランの展開が求められます。

それでは、具体的に見ていきましょう。


1.研究計画書とは

入学後、研究によって明らかにしたいこと・もの、研究の必要性や独自性等について、明らかにするための計画書が研究計画書です。
こちらを書くためには、専攻分野をある程度学んでおくことが前提になるため、大学院の修士課程に入るとき以降に求められることが多いのですが、一部の難関大学の総合型入試では求められることがあります(主に国公立大学)

2.注意しておきたいこと

①学びたいことを調べておく

志望理由書や自己PRにおいて、自分が何を学びたいかはある程度把握できるかと考えております。自分の得意なことを見据える中で、本やWebの資料に当たることは少なからずあると思いますが、その中でキーワードはどうしても重なってきます。その重なったキーワードは受験者が気になっているキーワードになっている可能性が高いので、そのキーワードに基づくデータを図書館の書架やWeb検索をもとに聴いておきましょう。学校の先生にも受験準備で相談することがあるかと思いますので、そこで相談するのもよいかと思います。

②学びたいことの先行研究をしている人を調べておく

せっかく行きたい学部や専攻を決めて、心弾ませながら入学しても、その専攻の先生がいなかったりしては学ぶことはできませんし、それ以前い受験の面接などで合格しないことが多いです。
よく引用される論文や参考資料の著者としてどのような人がいるかをチェックしておきましょう。①で使用した資料でよく出てきた名前や、学校の先生が教えてくれたその道の優れた研究者の名前を参考にして、どこで学びどのような研究を得意にしているか、どの研究施設に所属しているか、よく確認しておきましょう。

3.書き方

志望理由書や自己PRでまとめた学びたいことをベースとして、2.で調べた学びたいことや目標としたい先行研究者のことをまとめて書きましょう。分量は学校にもよりますが、概ね字数的には1000~2000字くらい。上記のことを箇条書きにしておけば埋まります。要約する方が大変かもしれません。

4.おわりに

研究計画書は、修士課程を目指す人が作るケースが多いため、入学前に作成すると他の学部生より一足先に学びを深めることになります。

予習が進むので、大学の授業での学びが少し楽になる上に、学びたい専攻の研究者である教官に、同期の学生よりはやくアクセスすることができます。

大学の指導教官にはだいたいオフィスアワーがあり、その時間内であれば、研究室に所属していなくても色々な質問などができるので、非常に学びの刺激になることも多いです。自身の学びを関連書籍に当たったり、その道のプロと出会いながら議論を重ねるのは大学ならではの楽しみです。

受験勉強をきっかけに楽しい大学生活が送れることを願っております。

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