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「雨ニモマケズde自己紹介」のご紹介part12🎵

老若男女のみなさま方に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」になぞらえて、自己紹介(またはご自分の大切な方の紹介)をしていただくというこの企画。
個性きらめくすべての作品に、日々感謝感激しております。
企画の発端はこちらでご紹介↓

全ての作品がおさめられたマガジンはこちら↓

本日はナント豪華三本立てでございます。


・再生補修さま  『雨なら出かけず』

再生補修さんは「再生」したり「補修」したりすることがお好きなのだそうです。だから「再生補修」さんなのですね😊

雨なら出かけず
風なら避けて
雪にも夏の暑さにも引きこもり
健康なからだを持て余し
欲は年イチで爆発し
瞋かりはnoteに吐き出し忘れ
何時も静かに笑っているが口角が下がっているので不機嫌と誤解される

一日にご飯二杯とパン一枚あとコーヒーも
少しの野菜、発酵食品、タンパク質で腸活
たまに焼肉食べてはもたれ
あらゆる事をとにかく焦らずに考え
良く見聞きしたいがよく聞こえず
どうでもいいことは忘れ

防風林で囲まれた
小さなオンデュリン屋根の小屋に居て
東に病気の子供あればあとは楽しくやれと祈り
西に疲れた母あればあとは楽しくやれと祈り
南に死にそうな人あればあとは楽しくやれと祈り
北に喧嘩や訴訟があればアルフォートと濃いめのコーヒーを差し上げ

日照りのときは床の冷たいところを探し
寒さの夏は「涼しー!」と叫び
皆にアタマオカシイと呼ばれ
とにかく誉められたいけど実際は苦にされていて当の本人は全く気付いていない
そういう者に
俺はなりたい

再生補修さん

家にこもって、ぐーっと集中しながら、いろんなものを「再生」させたり「補修」したりしていらっしゃる「再生補修」さんの姿が思い浮かびました。そしてそういうときの再生補修さんは、周りの音など「聞こえない」のではなかろうか、と勝手に想像したりしています。

とにかく誉められたいけど実際は苦にされていて当の本人は全く気付いていない
そういう者に
俺はなりたい
ーーこれはとっても素敵!「何か好きなことに猛進する人」なのではないかしら。

年を取ってくると自然に「苦にされていても気づかなくなる」ということもあります(←私のことです)😂

再生補修さん、ありがとうございました!

・甘味あやさま  『雨には負ける』

甘味あやさんは小学6年生。いやもう私はとにかく嬉しいのです、お若い方の「雨ニモマケズde自己紹介」を読ませていただけるなんて💗

雨には負ける 風にも負ける
雪はまあまあ好きでも夏の暑さには負ける
丈夫な身体は持ち
欲はあり
決して怒らず
少し静かに泣いている

一日に勉強はそこそこし
悲しみと少しの苛立ちを思う
あらゆることを
マイナスな方向に結びつける
よく見聞きし分かり
そして忘れず
pixivの好きな絵師様の
神な新投稿をみる

東に照れ顔の推しあれば
行って悶絶したり
西にゲス顔の推しあれば
行ってその顔の全てを称え
南に死ネタの作品アレバ
行くことはなくこっそりとスクロール
北に推しカプがあれば
取り敢えず開き読む

1人の時には涙を流し
寂しさに潰れオロオロ泣き
皆に信頼もされず
褒められもせず
苦にもされず
そういうものが
私である

甘味あやさん

あやさんは賢くて優しい人ですね。
そして今の自分の内面を一生懸命見ようとされていて、見えるものを自分のことばで表現することができておられる。素晴らしいと思います。

pixivとか死ネタとか推しカプということば、還暦のおばあちゃんは知らなかったので調べましたよ。知らない言葉の意味が分かると嬉しいです。

中学生になられたら忙しくなられると思いますが、たまには発信してくださいね!読ませてもらって新しいことばを憶えます😊

甘味あやさん、ありがとうございました!

・mu くまのマフィンさま 『雨がふったら虹を待ち』

mu くまのマフィンさん、文章はもちろん「絵」もステキ。とにかく温かくて優しくてかわいいのです。
小さい頃から宮沢賢治を敬愛し続けていらっしゃるというmuさん。「ほんとうのさいわい」とは何かという問いの答えを探し続けた宮沢賢治のようにmuさんも生きて来られたのかな、と想像しながら読ませていただきました。

「そういうふうにおとなになった」

雨がふったら虹を待ち
風がはこんだ雲を見る

雪の日はホットチョコレート
夏にはアイスクリームと一緒に
とけてしまうまあるい体をもち

ほしいのはおだやかなこころ
おこらないで泣きたくなるから
ひとりでもしずかに笑っていたい

発芽玄米かきびごはんを食べ
野菜も食べるけれどハンバーガーもすき

えらんだことは
自分でかなえてみたくて

知らなかったかなしみを分かり
忘れられなくなる

銀杏(いちょう)の木のてっぺんにいる雀と
同じ高さの3階の部屋にいて

東に病気のこどもあれば
旬のくだものを食べさせ

西に疲れた母あれば
温かいお茶をいれる

南に死にそうな人あれば
うつくしい思い出を聞く

争うのはやめて話をしよう
それとも手紙はどうだろう

日照りのときは木陰でねむり
寒さの夏は実りの秋が気にかかる

早足で歩いてみても
みんなにのんびり屋といわれ
たすけるつもりがたすけられ

そういうふうに
おとなになった

mu くまのマフィンさん

muさんは語られます。

よく読み返してみると「雨ニモマケズ」の中には、食べることや住むこと、人とのかかわり、自然への畏敬など、人が生きていく世界のまるごとが書かれているのだと気がつきました。

ー本当に。人が生きていく世界のまるごとが書かれていたのですね。だから自分自身や大切な人のことを見つめてみたくなるのかもしれませんね。

mu くまのマフィンさん、ありがとうございました!


「私の雨ニモマケズ」企画は細く長ーくダラダラと続けたいと思っています。
みなさまのご投稿を楽しみにお待ちしております♡

#私の雨ニモマケズ
のタグをつけて投稿してくださいませ😊

*  #私の雨ニモマケズ で検索をかけておりますので、「雨ニモマケズ」(「私の」がない)、「雨にも負けず」(ニモマケズと仮名遣いが違っている)など少しの違いで見落とすことがあります。
スミマセンが #私の雨ニモマケズ のタグでお願いいたします🙏


マガジンはこちら(みなさんの「雨ニモマケズ」をお読みいただけます)↓


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