Photo by andy37927 そういうものにわたしはなりたい 84 かぼちゃ 2024年12月17日 16:53 小学生のときだったか、初めて読んだ宮沢賢治の「雨ニモマケズ」(現代かなづかい)雨にも負けず 風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち欲はなく 決して怒らずいつも静かに笑っている1日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べあらゆることを自分を勘定に入れずによく見聞きし 分かり そして忘れず野原の松の林のかげの小さなかやぶきの小屋にいて東に病気の子供あれば行って看病してやり西に疲れた母あれば行ってその稲の束を負い南に死にそうな人あれば行って怖がらなくてもいいと言い北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろと言い日照りのときは涙を流し寒さの夏はおろおろ歩きみんなにデクノボーと呼ばれほめられもせず 苦にもされずそういうものに 私はなりたい若いころ、自分はそういうものになれないけれど、そういう人にもし出会えたら、その人のために尽くしたいと思った。今でも、そういうものになりたい、と思っている人が私は好きだ。なりたいと努力している風には見えないけれども、そういう生き方をしている人がいる。素敵だなあと思う。私も、そういうものになりたい、と思う。あと何年生きたらそういうものになれるだろうか?ただ生きてるだけではだめだな。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #素敵 #雨ニモマケズ #そういう人に私はなりたい 84