「雨ニモマケズde自己紹介」のご紹介part10🎶
老若男女のみなさま方に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」になぞらえて、自己紹介（またはご自分の大切な方の紹介）をしていただくというこの企画。
個性きらめくすべての作品に、日々感謝感激しております。
企画の発端はこちらでご紹介↓
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本日は、けいさんの作品をご紹介。
「雨はカラフル」
雨はカラフル
風にゆらいで
雪は好き 夏の暑さはどうも苦手で
持病というアイテムと
中くらいの欲も持つ
いかるとかなしいから
いつもしずかに笑ってたい
お高くなったが白いご飯を食べられて
ノンカフェインの紅茶にはチョコかクッキーか
好きなことならば
自分もかんじょうに入りこみ
よく見よくきいてわかり
けれど忘れて
雪の降る白い山並みの見える街に住んでいる
東に着いてしまう頃にはどの方の病も治っていて欲しい
西に疲れた母あれば疲れたねってお茶を飲み
南に死にそうな人あればこわいですねって横に座って
北に喧嘩や訴訟があれば難しいですねわからないですと
河合隼雄さん風をよそおい
ひでりのときは空をあおいで
寒さの夏には虹色のカーディガンを着る
デクノボー万歳と叫び
ほめられもせず
くにもされず
そういうものに
わたしはなっている、と言い切ってみたい
雨はカラフル
最初の一行でやられました。かぼちゃは先にすすめません。
虹色の雨を想像してうっとりしたり。
カラフルな傘の色を反射する水たまりを想像して幸せになったり。
次の雨の日は雨を眺めてみよう。
風にゆらいで
また止まってしまいました。
けいさんが風にゆらいでおられる姿が浮かんだり。
けいさんの目の前で揺れる草木が浮かんだり。
ひとつひとつのことばが実に素敵で心が震えるので、なかなか最後まで読めませんでしたよ、けいさん。
持病をアイテムと表現してくださり、
デクノボー万歳と叫んでくださる。
そんなけいさんに横に座って一緒にお茶を飲んでいただけたら、エネルギーが湧いてきそうな気がします。
けいさん、ありがとうございました♡
「私の雨ニモマケズ」企画は細く長ーくダラダラと続けたいと思っています。
みなさまのご投稿を楽しみにお待ちしております♡
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