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【笑恥⑤】大学時代3ー「アーチェリー部に救われた」の巻(後編)

赤っ恥の多い生涯を送ってきました(( ´∀` )
せっかくなのでかき捨てた恥を蒸し返して、かわいいコメディアンな自分を笑ってあげようと思います。
今の自分が笑ってあげたら昔の自分も救われるに違いない!

シリーズ笑恥(わらはじ)よろしくお願いします🙏

《前回のあらすじ》
大学で「体育会アーチェリー部」に入って知らなかったことがわかった。
人に頼れば生きられる
やることが決まっているグループなら一緒にいられる
でもやっぱり人付き合いは難しい…


では「アーチェリー部に救われた」の巻(後編)に参りましょう。


4 身体のはなし

「私脱いだらすごいんです」というのが昔流行りましたが、そういう話ではありません。

以前も下のステキなイラスト付きで説明しましたように、私の身体は超不器用。

蹴られたボールを鼻で受けたところ


それまで「体育」の時間はできるだけ目立たぬようにしていました。

なのですが、大学に入ると「体育」の時間は申し訳程度になり、運動しない学生さんが大多数になります。

そうすると、毎日六甲山をえっちらおっちら走っている私の「体力」は、運動しなくなった学生さんに少しずつ追いついていきます。

もちろん「アーチェリー部」の中ではビリですが、学生さん全体の中では平均ぐらいになったのではないかな?

あ!「持久力」と「筋力」と「柔軟性」に限り、ですけどね。
「ボール運動」や「ダンス」みたいなことはムリです😂(猛練習すればできる?)

「他の人の10倍やれば人並みにできるようになるのかも」と思うようになったのでした。

5 バイトのはなし

アーチェリーはめちゃくちゃお金がかかります。道具の他に、合宿、遠征、ユニフォーム、飲み会と、サツが矢のようにびゅんびゅん飛んでいきます(アーチェリーだけに)。

ですからやむなく、練習の合間を縫ってアルバイトを入れます。

高校時代のパン屋でのアルバイトで自信をなくしていたのですが、だからといって「自分に合う仕事」を選んではいられない状況。

お金のためならどんな恥も怖くない。

最も割の良い家庭教師を数件の他、「1日バイト」を散りばめました。

今のバイト探しはスマホですかね?
40年前は「学生相談所(学相)」という、学生用アルバイト斡旋所が梅田にありまして、そこへバイトを探しにいったのです。
男子は力仕事がたくさんあったのですが、女子の1日バイトは職種が限られていました。

「スーパーで試食販売」「交通量調査」「工場の仕事」くらい。

1日バイトは良いですよ。
それこそ恥をかきすてられるのですもの😛

「試食販売」では、知らない人に声をかけるなんてできなくて、ひとつも売れませんでしたが、1日で終わりなので大丈夫😁

「交通量調査」では、説明された仕事内容がよく理解できないまま始まってしまって、間違いだらけの結果を提出してしまいましたが、1日で終わりなので大丈夫🤔

「工場の仕事」は得意中の得意。けれども最高のパフォーマンスで休みなく続けるので、他のバイトさんが困ってしまって「そんなに頑張らんといてよ」と叱られました。でも、1日で終わりなので大丈夫😆

何が大丈夫やねん!と叱られそうですが、まぁ良いのです。雇い主さんもそんなに期待はしていない😊

一方、自分にとっては良いこと尽くし。
「向いてなさそうな仕事」とか「どんなところで失敗するのか」とか、そういうことがわかる上に、お金までもらえる!
そして明日はユニフォーム代が払える!

そしてあれだけ嫌いだった「失敗」にも少しずつ慣れていきました。
バイトで失敗しても、翌日、何度も何度も弓を引いているうちに無心になり、「失敗」を忘れることができたのでした。

なんだかもう一度アーチェリーがしたくなってきました。
六十歳で五十肩だけど😆



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