【家族の話】病院のドクターやワーカーさんは神様です
父が入院して、今日で12日目になります。
主治医の先生は、1~2日ごとに電話をくださり、様子を丁寧に教えてくださいます。
検査の数値はもちろんのこと、「明日から3分粥に挑戦してみます」とか、「顔色も良くてしっかりお話しされています」とか、そういうことも伝えてくださいます。
一昨日もお電話くださいました。
「検査の結果も良くなってきましたし、この調子で回復すれば、早くて今週末にこちらの病院は退院となるかもしれません。ただ、体力はまだ回復していませんので、機能回復のためにリハビリ病院に転院して、体力をつけてから自宅に戻るか、酸素ボンベを自宅のベッドに設置した上で直接家に帰られるか、どうされますか?」
とのお話でした。
転院の場合は、転院先を探したり、紹介状を作成したりなどの準備が必要なので、早めに動きださないといけないとのこと。
また、酸素ボンベを設置するとしたら、業者さんにお願いすることになるとのこと。
私は、「明日にでも、本人と相談してみます」とお伝えしました。けれども、頭の中は???です。
「転院先の病院を探す?」
「酸素ボンベの業者さんて、何?」
「そもそも退院の時、タクシー降りた後どうやって家まで帰る?」
私は、主治医の先生にお聞きしました。
「いろいろわからないことがあるのですが、病院の中で相談できる場所などはないでしょうか?」
すると、先生はおっしゃいました。
「ありますよ~。患者支援センターというのが。僕から担当の方に連絡しておきますね。担当の方から折り返し電話してもらうように言っておきます。お父さまにも相談される件伝えておきますね。」
何てフットワーク軽く動いてくださるのでしょう!お医者様、めちゃくちゃにお忙しいのに。
そして、約10分後。患者支援センターから早速お電話。
「○○先生からお話しお聞きしました、担当の○○です。明日病院の方にいらっしゃったら、帰りにお寄りになりませんか?」
もちろん、「行かせていただきます!よろしくお願いします!」とお答えしました。
そして、翌日、父と面会。
「リハビリ病院に転院か、酸素ボンベをつけて退院か、どうしたいかを決めておいてください、っていうことやねんけど…」
父、「そら、退院やろ」と即答😊
そして、「酸素ボンベは携帯用だけでええで」と言います。
いやいや、それは主治医の先生に判断してもらいましょ、とかなんとか言って。
「お母さんの外出の付き添いもちょっと我慢やな」というと
「いやいや、歩かんかったら体力戻らんやろ」と。
確かにそうやねんけどねぇ、でも先生は絶対アカンて言うてはったよ、付き添いは私が行くし、とかなんとか言って。
あー、この調子では、私はどんどんイケズなおばさんになってしまう😭
でも幸い「退院」の意思確認はできたので、「患者支援センター」へ。
「退院したいということなのですが、酸素ボンベの業者さんはどうしたらわかりますか?」と聞くと、ソーシャルワーカーの○○さんは、クスッと笑って、
「大丈夫ですよ。私が、お父さまのかかりつけ医の△△先生に電話をして、業者を確認して手配することになりますので、お嬢さんは設置の時にお家にいていただいて説明を聞いておいていただければいいですよ。」
「え~!そんなことまでしてもらえるんですか~!」と思わず声が大きくなってしまいました。
「ほかにご心配なことはありませんか?」と聞いてくださるので、
「退院の時にどれくらい歩けるか心配で…」と言うと、
「介護タクシーという手もありますよ。必要なら手配できますよ。」と。
「まぁ、そんなこともしてくださるのですか~!」目から涙出そう。
「退院したあと、いつもの病院まで通院できるのかどうかわからなくて…」と言うと、
「行けない状況になったら心配ですよね。かかりつけ医の△△先生に往診ができないかも聞いておきましょね。」
「ひぇ~!往診なんて考えてもいませんでした~!」目からウロコも落ちそう。
何もわかっていない私が、「介護の申請はどうすれば…?」と聞くと、
「ここでやっちゃいましょうか」と書類一式を持って来てくださって、書き方も教えてもらって、提出窓口まで手をつないで(←これはウソ)連れて行ってくださいました。
もう本当に、ドクターやワーカーさんが神さまに見えました🙏
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