【家族の話】嚥下食の準備万端だったのに
腸閉塞と誤嚥性肺炎で入院していた86歳の父。
ドクターからは、誤嚥の心配があるので食事に気を付けるように言われました。
「どんなものなら食べられるでしょうか?」とお聞きすると、
「病院で食べているようなものです」とおっしゃいます。
父に、病院では何を食べているのか聞くと、
「なんやようわからんもんや。おいしないわ」
と言います。
それでは私はもっとよくわかりません。
で、「写真撮って送って」とお願いしました。
父は仕方なく夕食の写真を送ってくれました。
「おかゆ」「白身魚にタルタルソースかけたもの」「野菜のトマトスープ煮」みたいなものが写っていました。
その写真を参考にしつつ、嚥下食の本をメモを取りながら読破し、経験者の友人に相談し、地域包括支援センターで「配食」についても教えてもらい、「とろみ粉」なるものも購入し、当面の献立を作りました。
よし!これでしばらくやってみて、ダメなら配食頼もう!と母とも話し合っておりました。
しかし!
退院当日、看護師さんにもう一度食事について確認すると、
「普通でいいですよ~」
え~!!普通でいいの~?病院で一回も普通食食べさせてもらってませんけど~??
そんなこんなで「とろみ粉」は無駄になってしまったのでした。
退院後の父は食欲旺盛。私よりもずっとよく食べます。
「今日の晩御飯は串カツとコロッケと…」なんて言ってます。
もしかしたら腸閉塞ではなくて「食べすぎ」だったのではなかろうか?
食欲旺盛は嬉しいけれど、しばらくはお腹にやさしいものをゆっくり腹八分目でまいりましょう🙏