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「雨ニモマケズde自己紹介」のご紹介part9(^^♪

老若男女のみなさま方に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」になぞらえて、自己紹介(またはご自分の大切な方の紹介)をしていただくというこの企画。
個性きらめくすべての作品に、日々感謝感激しております。

企画の発端はこちらでご紹介↓

全ての作品がおさめられたマガジンはこちら↓

本日は、さんささんの作品をご紹介。

さんささんは3人のお子さんを育てておられるワーママさんです。
webのお仕事をしておられるというさんささん。

過日。ダイニングテーブルの向かいで宿題をしていた長女が、ふいに「この詩、いいよね!」と話しかけてきた。
なんでも、今、国語の授業で詩を収集しているのだとか。

たまに人生3周くらいしている達観した人間観をぼそりと呟くなど、人間に対する観察力や物事を見る視点や感性が鋭い長女だけど、お気に入りの詩が『雨ニモマケズ』とは。
「現代っ子にもささるのか〜」と、その普遍性に驚いた。

さんささん

で始まる記事はさすがの筆力!
この母にしてこの娘あり!

そして記事の中には、さんささんのステキなお母さまも登場。
この母にしてこの娘ありてその娘あり!!

さて、さんささんの「雨ニモマケズ」は『雨にすら負けて』

雨に負けてベッドから出られず
風に負けて予定はドタキャン
雪にも夏の暑さにも辟易し
不調を訴えるのは口だけでからだはピンピン

欲だらけで
すぐに憤るくせに
いつも人に合わせて笑っている
食に対する欲もつきず
甘いものをついつい食べ過ぎ
あらゆることを
自分を中心に考え
たいして見聞きもせずわかったつもりになり
すぐに忘れ

交通の便の良い
高気密高断熱の部屋を望み
困った人がいても手を差し伸べる勇気はなく
体疲れた人を見て見ぬ振りし
心疲れた人にはその心を知らず余計なことを言い
諍いがあれば距離を置き
ただ不甲斐ない自分をなげき
ただ不甲斐ない自分に言い訳ばかりし
周囲からの目線ばかり気にしている
一見無難にやってるように見えたって
一皮剥けばそんなもんだよ私

さんささん

さんささんは最後に記されます。

『雨ニモマケズ』は理想郷で、そこに向かうには『雨にすらまけて』る現実をしっかり見つめ、一つ一つ丁寧に近くの人と手を取り合い暮らしていくことがスタートだと思えるようになった。

矮小な人間なりに──矮小だからこそ、他者に誠実に真摯に正直に生きよう。

さんささん

『雨にすら負けて』に書かれていることのほとんどがかぼちゃにもあてはまり、目が覚める思いでした。
そして「矮小だからこそ、他者に誠実に真摯に正直に生きよう」のことばに生きる指針をいただいた気持ちです。

さんささん、ありがとうございました(❁´◡`❁)


「私の雨ニモマケズ」企画は細く長ーくダラダラと続けたいと思っています。
みなさまのご投稿を楽しみにお待ちしております♡

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