踊りの基礎や基本とは?
舞踊講師でパフォーマーのIKUです。 中国大陸の舞踊を踊り、教えています。
前記事でご紹介させていただきましたが、中国には民族舞踊、民間舞踊、古典舞踊、現代舞踊、古代舞踊etc…とたくさんの種類があります。
私の教えているクラスでは半分は基礎練習、半分は中国大陸の各種舞踊で構成しています。
この基礎練習がこの記事で書きたいことです。
舞踊の基礎練習、基本動作って何するのか、何のためにするのかぼんやりしてしまうことが多々あるのではないでしょうか。
…それでクラスにある基礎練習って何?
開脚やブリッジで身体を柔らかくすること?
足の甲を押して綺麗な形にすること?
振り付け覚えたら踊れるんじゃないの?
いろいろ疑問が湧いてきますよね。
「舞踊」と言っても意味が広いので整理していきますね。
広義の「舞踊」と基礎
様々な舞踊に共通する内容です。基礎練習で行っています。
・ダンサーの立ち姿、座り姿における身体のラインを作る。筋肉や、骨の調整を行いラインを作る。
・身体能力のUP:柔軟性を引き出し、関節の動かし方を学ぶ。
・リズム感の訓練
・音楽感覚を掴む:様々な音楽へ対応する訓練
・基礎体力をつける。
・舞台上や踊る上での方向感覚
狭義の「舞踊」と基本
広義の舞踊に対して狭義とは各種舞踊のことです。
クラシックバレエにはクラシックバレエの基本があるように、中国大陸の舞踊各種にももちろん基本があります。
・古典舞踊の身体の技法、韻律
・各種民族舞踊、民間舞踊の基本姿勢、リズム感(中には5拍子の踊りもあります。)、道具の使い方等
基礎練習の中には入ってこない基本動作などがたくさんあります。
「舞踊」8要素
広義の舞踊の基礎はどの舞踊にも共通してきます。
筆者は中国で学んできているので、中国語と日本語で書きますね。
1、站 zhan(立つ)
2、立li(立ち上がる)
3、直zhi(真っ直ぐに伸ばす)
4、行xing(ステップ、歩き方)
5、韧ren(柔軟性、しなやかさ)
6、快kuai(スピード)
7、轻qing(軽さ)
8、稳wen(安定性)
この8要素を伸ばしていけるように基礎練習は欠かせません。
また別の記事で8要素については細かく書いていきます。