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今どきの小学生

息子が学校に行かない宣言をしてから
初めて自分で行きたいと言った授業はプールだった。

息子の学校では、学年でまとまって最寄りのスイミングスクールに行く。
水が苦手な子から泳ぐのがとっても得意な子まで、
グループに分かれて、専門のコーチに教えてもらうことができる。
担任の先生は水には入らずプールサイドから見守り。

私は、普段保護者が見学している施設2階のベンチで
待たせてもらっていた。見学の子達と一緒に。

見学の理由は様々。
風邪気味、骨折、
水着を忘れた。
親に健康観察を記入してもらえなかった。
(私は見学について行くのに忘れそうになる)

見学の子達と一緒に過ごしていると、よく聞かれる。
「なんで息子くんは学校にこないの?熱があるの??」

熱がないと休んじゃいけない呪縛は小学校からかかるらしい。(わかる)

「おばちゃんもわからないんだー。」
「君はさ、なんで学校に来てるの?」

「給食が美味しい」「昼休み最高」「友達と遊べる」
「楽しくないけど、学校に行けば帰ってゲームができるよ」

ちゃんと自分で考えて、その子達なりの理由を見つけて、
毎日学校に行っている。感動する。

息子は2年生のプールは全部出席できた。
私は毎回、2年生の学校事情を教えてもらっていた。

結論、私が思っているよりも、小学生はずっとしっかりしている。
友達のことも、先生や親のこともちゃんと見ている。

息子がたまに学校に行くと、
わいのわいのとすぐにみんなの輪の中に入れてくれる。
朝からずっといましたけど、的な雰囲気で混ざり込む息子。
騒ぎ立てて、息子を茶化す子がいたら
「気持ち考えなよ!そんな気分じゃない時くらいあるでしょ」と、
守ってくれる子もいる。すごいぞ、2年生。

お友達のおかげで、学校から帰ってくれば、楽しかったと言う息子。

来年のプールも楽しみだね。


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