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小学校に行かなくて困ること
小学校1年生がもうすぐ終わる3月中旬に息子は
「学校に行かない」と泣いた。
「ママと一緒に家にいる」
「もう頑張れない」
頑張れないなら仕方ないか。
でも、いつまで?私の仕事はどうしよう??
どのくらい休んだら大丈夫だろうかと聞いてみる。
「・・・4週間」
もう直ぐ春休み、始業式までちょうど4週間くらい。
学校の先生に伝えて、早めに休みに入ることにした。
義務教育は子供の義務じゃない。
子供が学校に行かないことで困ること、
それは親がこれまでの生活を大きく変えなきゃいけないこと。
学校に行かないと、将来安定した仕事に就けないんじゃないか。
選択肢が減るんじゃないか。
それは彼が後々考えていくことであって、私が背負えるものではない。
学校に行ったら保証されることでもない。
ただ、子供が”普通”じゃないことへの漠然とした不安があったように思う。
”普通”って何よ。壮大な問いに気づかせてくれた息子。
「You tuberなら一緒にいられるかな」
そうか、私にもそんな選択肢があったのか。
世の中にはたくさんの素敵な生き方があることを
教えてくれてありがとう。
結局、2年生の始業式には行ったけど、
教室には行きたくない気持ちが強かったよう。
担任の先生には、「当面自宅学習で様子を見ます。行けそうだったら連絡しますので、基本お休みと思っておいて下さい。」と伝えたけど、
「来るときに連絡いらないです。いつでも来て下さい!放課後でもいいです。」と、学校と一緒にできることを考えてくれた。
校長先生は「絶対お母さん”自分の時間”作ってね!映画とか、美容院とか1人で。お母さんが笑顔でいてね!!」と。
泣けるほど有難い。
コッペパンの日の給食、図工、体育、校外学習、運動発表会にふらっと
参加させてもらい、ふらっと帰る。
お友達はとっても寛容で気持ちに配慮してくれる子が多かったことも救い。
振り返ると、うちの場合、不登校の最大の困りごとは
「”私が”仕事を続けられないじゃないか!」ということだった。
じゃあ、辞めたらいいのか?どうやら仕事は会社員だけではないらしい。
”普通”への憧れや、居心地の良い職場への執着を手放してしまえば、
他に問題は無くなったように思う。