IKTTにあの方が来たってよ
IKTTがカンボジアの超富裕層界隈で着々と有名になり始めたのはいつからか。考えてみればコロナが始まってからのような気がする。
2021年後半頃、文化芸術省から大臣が伝統の森とショップに来てくれた。その頃から経営者や著名人、ブライダル関係者などなど、少しづつその輪が広がっていった。今でも多くのオーダーが入っており、括り手のSOY SOKIANGやSEAK HOUY、CHHOMなどはオーダーの制作分で来年まで埋まっている。最近は若手のSREY NECHの成長が素晴らしく、オーダー制作を始めてもらっている。
そんな中SREY NECHにとって、とても嬉しい出来事があった。もちろんIKTTとしても。
先日、IKTTショップにカンボジアの首相夫人がお越し下さった。オフィシャルので訪問では無い為、IKTTの公式SNSや私のFBアカウントでもUPすることは出来ない。ならばほぼ日本人しか見ていないnoteに書いちまえということで、今書いている。(翻訳されませんように笑)
と、いうのも、首相夫人のご訪問だけでは書くことは無かったと思うが、これに関連してとても嬉しい出来事があったので是非このnoteを見るくらいのIKTTガチファンの方とシェアしたいと思って(^_^)
お越しいただいた当日私は森にいた為、市内スタッフから首相夫人が来たと連絡をもらった。販売や在庫に関して全てデータ管理し日々更新しているので、首相夫人が何を購入したのかがすぐにわかる。そこで目にしたのは、先日完成したばかりのSREY NECHの新作の布だった。
ねっちゃん(普段はこう呼んでいる)は小学生の頃から知っている。小生意気な女の子が大人になり結婚し、子供が産まれ家庭を持ち、IKTTの職人として成長する姿をずっと見てきた。途中プノンペンに飛んだ事もあったが(笑)
そして私はすぐに彼女に知らせた。ねっちゃん、首相夫人がIKTTに来てあなたの布を購入したって!と私が報告すると、とびっきりの笑顔で喜んでくれた。普段はクールな彼女だが、この時ばかりは最高の笑顔だった。ねっちゃんが括って、SORN(母)が織った布だよ、すごい!と。そして家族や友達に知らせてあげなさいねと伝え、良い気分のまま仕事に戻った。私もまるで自分の事のように嬉しかった。なんせ推しなんでね笑
IKTTの職人になってまだ数年の彼女、オーダーを任せ始めたこのタイミングで首相夫人に購入してもらった事は彼女にとっての自信に繋がったと思う。この布の織り手である母SORNもとても喜んでいた。そしてなんと、このタイミングでSORNの両親が数日間の間、森に遊びにきていた。なんちゅうタイミングの良さ。ねっちゃんからしたら祖父母。すでに帰りの道中ではあったが、すぐにSORNが電話で伝えたそうだ。きっと娘と孫が誇らしかったに違いない。
ちなみにこの布は、他のお客様のオーダーも入っているので、すでに完売。嬉しさ倍増でしょう。
そして、もちろん布作りは一人では出来ない。そのほかにも色々な作業がありIKTTの職人達皆の力の結晶である。ついにここまで来たか!と、職人達をより一層誇りに思う。また、仕事で頭が凝り固まっていた自分にとっても、さあもっともっと頑張ろう!と気合の入る出来事だった。
きっと、森本さんも喜んでくれてますね!
と、いうわけで、推しの自慢話しでしたーー✌️
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