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[第14回]怒涛!?モニターさんと過ごした10泊11日(前編)

今年度が終わってしまう、、、
施設の開業前の1月に、モニターさんに宿泊いただき、桜島の生活や体験プログラムを実際に体験してもらいました。その様子をご紹介します。
募集内容は、こちら。

これがこれが怒涛の10泊11日で、2回に分けて記事を書きます。北は北海道、南は宮崎から合計11名の方にモニターとして宿泊いただきました。今振り返ってみると、多彩なモニターさんとアっと濃い11日間でした。

簡単なスケジュールを説明
前半(1~5日):ゆっくり島内生活を味わう(3人)
        1日目_カレーづくり
        2日目_島内散策(公民館、野尻地区など)
        3日目_今が旬‼桜島大根収穫体験
        4日目_空き家見学、砂防センター、猪の解体・調理
        5日目_フリーデイ&お買い物
メイン(6~8日):桜島を団体旅行でプチ体感(8人)
        6日目_垂水の桜勘、地域おこし協力隊による島内ガイド
        7日目_野菜収穫体験、島内マルシェ、農家さんによる調理
        8日目_新島ツアーor絶景畑でハーブティー
           空き家見学、椿ちゃんぽん、解散(霧島神宮行き)
後半(9~11日):親子でじっくり過ごす(2人)
        9日目_海釣り公園、アウトドアクッキング
        10日目_フリーデイ
        11日目_お別れ

~1日目_施設で本格スパイスカレー作り~

 モニター企画の主催者が施設に到着し、その頃キッチンではすでに地域の出身者が本場のカレーを地域住民へ伝授&試食する会が行われていました。8時間かけて作ったカレー3種類と付け合わせは絶品。勝手にカレーをつくる会とモニターが始まる、カオスだけどフランクで楽しい場でモニター宿泊は始まりました。※カレーの種類は忘れました😅

この時10時、ゆるーくカレー作りが始まります。
秘密のレシピは口外しないことを念押しされています笑
カレーの香辛料はたくさん。ここがポイント。
手羽カレー、トウガラシがいいスパイスに。
バターチキンカレー。マイルドでいくらでも食べられる。
かぼちゃの料理。インドの家庭的な味だそうです。
インド風からあげ。トラックで売れば人気になるの間違いなし。
カレー女子会で夜は更けていきます。

~2日目_THE桜島ローカルスポットを巡る~

 桜島をめぐるモニター期間、同時にアーティスト・イン・レジデンスで廃校に滞在中の作家の井上唯さんと一緒に島内を回りました。メインロードから外れたローカルな場所を回ろうと思い、公民館や一本入るとみられるアコウの木、灰の集積場などを見学。しかし、午後に入りアクシデント※に見舞われ、シーサイドホテルの温泉でゆっくり過ごす日となりました。
※海に落ちました。結構しっかり、、、

東桜島公民館で桜島の生活の話を聞きました。命に係わることだから皆さん、顔が真剣、、、
灰は降っていなかったので、集められた場所(おそらく)で触ってみる。
避難港で海水をチェックします。
廃校の体育館でエアバドミントン桜島大会の決勝トーナメントが行われる。


~3日目_旬ど真ん中な桜島大根を収穫体験~

 世界一大きい大根と言われている桜島大根。その収穫体験を見学&お手伝いさせていただきました。主な体験内容は、収穫した大根のどろを落として並べる作業です。あいにくな天気でしたが、桜島大根の大きさに驚くことはもちろん、農家さんの話から想いや苦労を感じ、関東ではできない体験に大感激でした。
 そしてなにより、その後の大根料理がおいしい!!おでんや酢の物など、どれを食べても大根の味がしっかりしていて最高でした。想像できるでしょうか?1月下旬に水を使った作業をした後に、ストーブの上にのせた鍋のおでんを食べる幸せを… お手伝いさせていただいた「cafeしらはま」さん、ありがとうございました!

桜島大根の声が聞こえる利清さんが、おいしく出荷できる大根を抜きます。
抜いた大根をきれいに水洗い。1月の作業で手袋は二重です。
それをバケツリレー形式で運びます。わかりますか?この大きさ。
大根はしっかりくずれないように、一か所にまとめます。後ろにそびえたつは、桜島。
cafeしらはまさんのまかないおでん。絶品でした!見えないですが、on the ストーブ。
大根の酢の物。桜島小みかんの皮が散られています。
桜島大根やカフェのことをお話いただいた、智美さんありがとうございました!!

~4日目_カオスぐるぐる。空き家・砂防・猪の日~

 本施設は、移住定住を促す施設です。島内にどんな空き家があるか、見てましょう!ということで売り家を見に行きました。築10年も経たない土間付き2階建てのおうち。なんと、築10年経たずきれいなしつらえなのに、住んでいる期間も短く、本当に素敵でした。土間があるので屋外作業ができるので、ゆっくり農作業や海遊びなどしたい人に最適。それが、なんと500万円以下でお譲りするとのこと。これはお得だ!ということで、関東の知人やSNSに発信しているのが印象的でした。
※家主から公表の許可&金額の確認済み。見学したい方はご一報ください。

自宅におじゃまして、お茶までいただきました。
2階からは海が見えて、本当に素敵なロケーション。
家主のこだわりで壁紙ははらず、天井がめちゃ高い。子どもも喜びそう!
なんと、一階は土間付き作業スペース。家主のこだわりでいろりがありました。
そこでいろんなものも見せてもらう。作家の井上さんが興味しんしんです。

 続いて、桜島国際火山砂防センター。桜島の川には水が流れていません。なぜあるのか?それは、雨が降ったときなどに土砂を流すためにあります。その規模と技術は世界でもトップレベルです。砂防の技術はもちろん、桜島の歴史や噴火の仕組みをていねいに教えてもらい、島民の安全が見えないところで守られていることを知りました。

 桜島は噴火があって住めないと思っている人も多いですが、「ここに来れば桜島に住む安心感が得られる」とモニターさんが一言。その他に展示を見ながらの説明や、「桜島VRシアター」があり空に飛んだ目線で火口を覗いてみたり、バスの屋上から桜島を一周しました。知識欲が満たされ、とても良い時間でした。

展示スペースで、模型を使って説明いただき、その仕組みに驚き!!
PPTを使った丁寧な説明で火山に住んでも安全なことを学びました。
スケールと技術力に歓喜!3人とも口があいています。
その後は、VRで火口を見学。なんで口があくんですかね。VR。

 砂防センターから帰ろうとしたときに、知人から連絡がありました。「猪が罠にかかったから、解体を一緒にしよう」とのこと。午後の予定はリスケして、作業できる服装に皆が着替えて、道具を持ち、出陣。

 しかし現場に行ったら、その方がいない、、、「あのぉ、うちの(奥様)が病院に行くことになった。道具は置いているから、3か月前見たみたいに、皆でやってみて。」、呆然としまたしが、教本が手元にあったので、それを見ながら解体をすることに。※管理者は狩猟免許所持&解体現場は数回見学済み。

 軽トラに置かれている刃物などの解体器具、横たわる血抜きされた猪。都会ではまず見ない(地方に住んでても見ないですが)、光景に驚きながらも「ディナーはジビエ!!」を合言葉に力を合わせます。

 皮を処理して、内臓を取り出し、手足と胴体を切り離して、赤身を切り分けていく。最初は死んでいる猪に抵抗はありましたが、表面の皮がなくなると「動物」から「肉」に変わるということで、あとはサクサク作業を行い、日暮れまでに終わらせることができました。その晩は、皆で焼き肉をしました。絶品はレバーで、臭みもなく最高に柔らかい。からあげにしてもおいしい。約50Kgの猪から20Kg程度のお肉をとることができました。
※適切な処理と自己判断・自己責任でおいしくいただきました。
 猪をさばく写真があります。抵抗のある方はお控えください。





猪の毛は火で燃やすか、お湯をかけて処理をするとのこと。
お借りした包丁でだいたいは作業をしました。
内臓を皆で外に出します。血抜きをしていますので、解体中はほとんど出ません。
部位に切り分けたら、それを細かく切っていきます。
手前レバー、真ん中皮、奥はレバー、右は忘れました。
高たんぱく、低カロリーでおいしいんんです。これが!!

という、4日間のご紹介でした。桜島の暮らしの片鱗が見えましたでしょうか?後編では、さらに桜島の生活をご紹介していきます。

無事に今年度にアップができて良かったです🤣


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