失恋したけどラブレターのようなものを書いてみる
もう戻ってこないんだよね。
未だに私は、別れ話をされたあの日にとらわれたままで、まだ付き合ってる時と同じくらい大好き。一か月も経つのにね。
あなたはあの日より前に悩んで、別れるって決めて、あの日に終わらせたんだと思うけど、私はそこからが始まりでずっと苦しい。
でも、もう吹っ切れようと思って。ずっともしかしたらって思ってる自分がいて、あなたの歯ブラシや部屋着は捨てられなかった。あなたがくれた小さくてかわいいプレゼントたちも、好きなものを飾る棚にディスプレイしたまま。冷蔵庫には缶ビールがふたつ。付き合い続けてたらもうすぐ遠距離になる予定だったから、バイバイする前に渡そうと思ってた作りかけのアルバム。でももういい。整理するね。
私自分のこと大好きだから、こうして自分の大事な時間を、愛してくれなくなったあなたに使ってる暇はないの。もしかしたらいつか、って期待してしまうような別れ方だったけど、あなたのことを待ったりはしない。縁があればまた恋人や友達になるかもしれないし、縁がなければ、今後のお互いの人生に必要なかっただけだと思うし。どっちにしろその時に考えればいいよね。
私は、価値観の違いとか気持ちが合わない時期とか、そういうのも全部全部一緒に乗り越えてずっと一緒にいたいってくらい、愛してました。合わないなーってとこ、理解できないとこ、嫌なところ、そういうところも含めて楽しくて、大好きだったよ。
急に冷めて要らなくなるような好きなら、それを何とかしたいって思わないくらいの好きなら、その程度の気持ちで大好きとか、愛してるって言わないでほしかった。ずっと好きだよって何度も言ってくれたのに、嘘つき。
ちょっと前まで大好きだった子をめちゃめちゃに泣かせてるの、わかってる?一か月で、三年分くらい泣いて、眠れない日がたくさんあって、落ちた食欲も元にはもどらなくなっちゃった。
私があなたにとって、そこまでの女の子じゃなかったのかもしれない。お別れした日、たくさん話したけどそれでも言ってないことがあって、私にとんでもない非があったのかもしれない。もし別れた日に言ってたことがすべてなら、毎回そうやって気持ちが冷めて、冷たくして、別れてたら、大事にしてくれる人が周りからいなくなっちゃうよ。
私も好きすぎて盲目だったし、尽くしすぎたとこもあったのかな。
私ほどあなたを愛せる人なんて、なかなかいないのに、おばかだね。早く気づいて後悔して。
もうそろそろ頭や心にあなたがいない生活に戻るね。心の底から大好きで、あなたに惚れてました。あなたといるときの自分も好きでした。
今までありがとう。お互い頑張ろう。またね。