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子どもたちが「サッカー上手くなったなぁ」と感じた要因について

Hola!!


昨日のU-12の活動は30分ハーフの紅白戦を行いました!


前日のトレーニングマッチも雨天のため中止になっていましたし、ここ数週間は普段お世話になっている小学校施設が使用できないため、思ったようにトレーニングが出来ていません!


火曜日は室内でミーティング、水曜日は1時間ちょっと全学年で同時にトレーニングをしているという状況です!


しかし驚いたことに、紅白戦で子どもたちが(特に)判断の部分で向上が見られました!


前進を探るためにボールを循環させることや、体の向きが悪い状況では前向きの選手を使うこと(デカラ)などがとてもスムーズに出来ていました!


この要因にはどのようなことが考えられるのでしょうか?!


今回は考えられる2つのことについてお伝えしていきたいと思います!


まず1つ目が【サッカーを見ることや学ぶこと、そして休むことも上手くなるために必要なトレーニングである】ということです!


火曜日のミーティングでは、ヨーロッパのサッカーの試合映像をみんなで見たり、“サッカーの構造”や“各ポジションのタスク”について勉強をしています!


『footballを理解すること』はサッカーが上手くなるためにも、サッカーを楽しむためにも必ず必要なことだと感じています!


“footballがどのようなスポーツなのか”が分からないままでは上手くプレーが出来ません!


“富士山がどのような山で標高はどれくらいあるのか”を知らなければ、“富士山の山頂に近づくとどのような準備が必要なのか”が理解できていないまま富士山に登ろうと思うと上手く山頂まで登れないし、何よりも登山を楽しめないと思います!


だからこそ、あえてfootballと書かせてもらっていますが、footballを理解することはサッカーをプレーする上でとても大切なことになります!

(footballとサッカーには違いがあると個人的には考えているので、その部分もまた深堀りしていきたいと思います。)


そして、休むことで「サッカーがしたい」という純粋な気持ちになり、サッカーに対して前向きに捉えることが出来るものだと思います!


適度な休息はサッカーが上手くなるために絶対に必要な要素です!
#ヨーロッパでは約2ヶ月はサッカーをしないオフシーズンがあります
#やる時はやる休む時は休む
#サッカーと生きる


そして、小学生年代では子どもたち自身で疲れを感じ調整をするのは難しいと思うので、クラブが(指導者が)スケジュール管理や試合数の管理をしなければいけないと思います!


「子どもにサッカーが上手くなってほしい」という保護者の方や指導者の方は、footballを見ることや学ぶこと、適度な休息を取ることを是非取り入れてみてください!



そして判断に向上が見られた要因の2つ目が、プレッシャーのない(精神的な負荷のかからない)試合の環境を作ることです!


例えば公式戦や勝負のかかった大一番でプレーする時と、公園で友達と一緒にボールを蹴って遊んでいる時の“精神的な負荷”は大きく違うと思います!


精神的な負荷が高くなれば、「ミスをしないように」と自然に消極的な判断を選択する場面が増えると思います!


そういった意味で、紅白戦だからこそfootballを学び頭の中にあったイメージや考えていたことが試合の中で発揮できたのではないかと感じました!


“精神的な負荷”を考えると、【指導者が怒る】ことや【親からの厳しい声掛け】は子どもたちにとって負荷を高めることに繋がり、プレーの質(判断の質や積極的なプレー)を下げることに大きく影響することになります!


子どもたちにとっては、周りの大人の関わりはとても大切で、サッカーを楽しむことや上手くなることに大きな影響を与えることなります!


勝ち負けにこだわりすぎず、プレーの良し悪しにこだわりすぎず、子どもたちが安心・安全にサッカーを楽しめる環境を作ってあげてください!


公式戦やカップ戦ばかりに出場することも必要ありません!


特に年齢が下がれば下がるほど、まずはサッカーを楽しむことが何よりも大切です!


小学生高学年であってもまだまだ結果や成果を求めすぎる必要はありません!


なぜかというと、10歳~16歳くらいまでは心身の成長に個人差があるので、その時点で結果を求めれば心身の成長が早い子に軍配が上がりやすいのは火を見るよりも明らかです!


しかし、16歳を過ぎてきたあたりからは走るスピードもパワーや高さ、キック力など以前には大きな差があった部分がほぼ横一線になります!


この時点で勝負をした時に何が大切になるかと言えば、大きくは《考える力》だと思います!


このテーマ(小学校の時に目立っていたあの子は今?)はまたの機会にお伝えしたいと思います!
#僕自身も小学生中学生の頃に目立っていた選手の1人でした


ということで、サッカーが上手くなるためには、

  • footballを見ること、footballを学ぶこと

  • 適度な休みを取ること

  • 精神的な負荷を調節すること

これらのことが必要だと思います!


長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!


子どもたちがサッカーを楽しみ、サッカーが好きで好きで仕方がない思えるような環境を創っていきましょう♪



それでは、Hasta luego-!!

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奥田智/楽しいサッカー普及隊長
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