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「上手くなるノウハウ」よりももっともっと大切なこと

Hola!!

サカママ・サカパパの皆さん、子どもと関わるすべての皆さん、おはようございます!

今回はカタールワールドカップで世界王者に輝いたアルゼンチンでサッカーを学ばれた河内一馬さんの『競争闘争理論』という本の一部を抜粋してご紹介させて頂きます!

競争闘争理論

日本でサッカーをする子供たちに与えられている練習量は、1年間における日数の観点から見ても、1日における時間の観点から見ても、異常である。これは、個人が「やりたいからやっている」と言える場合には良い方向へ傾くが、残念ながらそうではなく、多くの子供たちはチームの活動として拘束される時間が圧倒的に多い。アルゼンチンという世界トップの国で見た育成年代のサッカーには、大人と同じように必ず長期的なオフが存在していたし、サッカー以外のことをする時間や、家族・友人と過ごす時間を大切にしていた。子供の頃から人生の全てをサッカーに注がなければならない状況(そのくせトーナメント形式の大会で突如ゲームの機会を奪われる)や、異常な活動量を求められることによって、慢性的な傷害を抱えてしまうことは、極めて害である。
私たち日本人(日本の社会で教育を受けてきた者)にとって、努力とはすなわち量である。こうした自らに植え付けられた価値観を大人(指導者)が子供(選手)に課すのも、自分のイデオロギーを守るためであることを考えれば、自然な行為である。自分と選手たちを”納得させるため”に量を求め、やがてそれが過度になる。しかし、サッカーにおいて、「これだけやったのだから…」と自己を納得させることによる自信は、いとも簡単に崩れ去る。

競争闘争理論

『サッカーが上手くなるため』、そして『サッカーで幸せになるため』に、この事実は絶対に知っておいてほしいと思います!!

日本でサッカーをする子供たちに与えられている練習量は、1年間における日数の観点から見ても、1日における時間の観点から見ても、異常である。

(親が)自分と、子どもを“納得させるため”に《量》を求め、やがてそれが過度になる!

しかし、サッカーにおいて「これだけやったのだから…」と自己を納得させることによる自信は、いとも簡単に崩れ去る!


「《量》をこなしても結果が出ない」これは一体なぜなのか?!





この『大人になってから学ぶサッカーの本質とは』というコラムでも同じ本を紹介されていて、共感しかありませんでしたので是非ご覧になってください!

ただ、自分達を信じて、顧問を、コーチを信じて、ひたすら練習を重ねた。勉強も遊びもほとんどしなかった。家族との時間もほとんど記憶にない。

それほどサッカーばかりしていた。でも、サッカー選手にはなれなかった。

いまになってようやくわかる。サッカーを知らなさすぎたし、自分達の成長フェーズに合わせたトレーニングができていなかったから、結果がでなかったのだと。

サッカー以外の多くを犠牲にしてでも、練習しすぎていたと。

この結果を振り返らず、自分達が経てきた経験を、子供たちにやらせるループが発生している。今起こっている育成年代の問題の多くがこれだと思う。

大人になってから学ぶサッカーの本質とは

もうこの文章にすべてが詰まっていると言っても良いのかもしれませんが、、、


僕自身も各年代のトレセンに選ばれスパルタ指導を経験し全国大会でも準優勝し、“日本の育成年代サッカーのど真ん中”を通ってきましましたが、本当に同じことを感じています!

「全国大会のために!今は苦しいけど、これに耐えて最後までやり切るぞ!」

「自分たちを信じて最後まで走るぞ!」

なんて言いながら、ただただ与えられた目の前の課題(ダッシュやインターバル走、1vs1など)に一生懸命取り組んでいた時期が僕にもありました!

今思うとサッカーを知らなさ過ぎたと本当に思います!

そしてそういった環境に身を置いた結果、どうなったか?

こういった取り組みや、こういった考えに基づいた育成年代サッカーの環境は日本中で何度も繰り返されてきたので、検証し改善をしなければいけないと思います!

そのためには、まず“知ること”が大事で、また、既に経験をした人がしっかりと伝えることが必要だと思います!

しかもそれは、プロサッカー選手になったという成功事例だけでなく、プロになれなかった人や、サッカーを途中で辞めてしまったという人の経験も含めてです!

また、サッカー先進国ではどのような取り組みがされているのかも参考にするべきだと思います!

そして本当に知るべきは“最先端の戦術やトレーニング方法”ではなく、もっともっと根っこの部分の“サッカーとはなにか”や“何のためにサッカーがあるのか”だと僕は思います!

さらにサッカーだけではなく、教育や社会に文化などサッカーの背景にあることにも目を向ける必要があります!




サッカーに関わる方は是非1度『競争闘争理論』を読んでみてください!

僕はこの本は何度も何度も読みかえし、サッカーに関わるすべての方に知ってほしい内容だったので、パワーポイントで自分なりに資料を作ってみました!

てんてんフットボールコミュニティの朝活ではその内容もお伝えしたいと思っています!

(このオンラインサッカー勉強会はとっても価値があると自負しております!!)

【サッカーというスポーツとはどのようなスポーツなのか?】

サッカーを始めてから早い段階で、ここをしっかりと理解しておけば、その後のサッカーとの関わり方や取り組みが大きく変わると思います!

「競争」と捉えるか「闘争」と捉えるか。。。
「量」が大事と考えるか「質」「バランス」「時期」が大事と考えるか。。
「頑張る」「やり切る」と考えるか「楽しむ」「選択する」と考えるか。。
「苦しいことに耐える」と考えるか「楽しんで夢中になる」と考えるか。。
「我慢する」「耐える」と考えるか「表現する」「解放する」と考えるか。。

などなど、、<日本サッカーの当たり前>として今まで取り組んできたことを改めて振り返り、一緒に検証と改善していきましょう!


それではHasta luego--!!



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奥田智/楽しいサッカー普及隊長
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